2025年4月18日、上海市徐汇区にあるアポロトレイディング株式会社の上海オフィスを訪問しました。中国における企業の実際の運営や、日中間のビジネスの実情を知る貴重な機会となりました。
私自身、中国の企業内での働き方や日本との違いなどに強い関心がありましたので、今回の機会をいただけたことに大変感謝しております。
アポロトレイディング社は、東京日本橋に本社があり、今回訪問させていただいた上海のオフィスは中国国内でのマーケティングの拠点として、淘宝や京东などのECサイトやデパートやモールなどのリアルショップへのマーケティングや営業活動を展開する事業を主としていました。
主な取扱商品は、バルミューダ製品など高所得層をターゲットにした生活家電のほか、化粧品や染髪剤といった高級日用品とのことでした。
変化のスピードが速く、消費者ニーズの移り変わりも激しい中国市場において、適切な商品の発掘や販売戦略の構築、ブランディングなど多角的なマーケティング活動を展開されていました。
当日は、総経理、副総経理をはじめとする社員の皆様に、会社の事業内容や中国市場における戦略について丁寧にご説明いただきました。
特に、同社が中国国内でブランディングと販売を手がけているバルミューダ製品については、実際に商品をご紹介いただいただけでなく、製品体験として実食の機会まで設けてくださり、五感を通じてブランドへの理解を深めることができました。
訪問前は、中国企業に対してどこか形式的・階層的なイメージを持っていたのですが、実際に訪れてみると自由で柔軟な雰囲気があり、社内の風通しの良さや、社員間の活発なコミュニケーションがとても印象的でした。
また、会社見学の後には懇親会にも参加させていただき、幸運にも総経理・副総経理の隣に座らせていただく機会をいただきました。
懇親会の場では、日本と中国のビジネス感覚の違いや結婚観の違い、習慣などについてさまざまなお話を伺うことができ、とても興味深く、充実した時間となりました。
特に印象に残っているのは、中国におけるビジネスのスピード感と競争の激しさ、そして従業員の在籍期間が比較的短いというお話です。
そうした環境の中でも、日本的な丁寧さや信頼関係を継承しながらビジネスを展開しているアポロトレイディング社の姿勢からは、堅実さと持続性を大切にする企業文化が感じられました。
今回の企業訪問では、中国のビジネス環境のスピード感や競争の激しさを肌で感じると同時に、そうした中で独自のポジションを築くための工夫や信念について伺うことができ、大変刺激を受けました。
現地で実際に人と会い、話を聞くことで、教室では得られない多くの学びがありました。このような貴重な機会をいただけたことに、心より感謝申し上げます。