今回「人民中国」という中国の情報や日中交流について発信している企業に訪問させていただきました。
中学生の頃、「校閲者になること」ことが将来の夢で、現在もメディア関係の仕事に就きたいと考えている私にとって、今回の訪問はとてもありがたい機会でした。
まず、人民中国の会社に着いてから交流会として、人民中国の歴史について教えていただきました。人民中国は1953年に創刊され、60年以上の歴史持つ会社です。その長い歴史のなかで時代に合わせて様々な挑戦をし、最近では読者にわかりやすいように中国の人が作った俳句や漫画を入れたりと工夫をしているそうです。
歴史を説明していただいた後、現在の人民中国の課題は「読者の高齢化」ということだったので、その話題を中心に働いている社員の方々とお話させていただきました。
どこのページが好きかという話になった時に、ピンインや日本語訳の歌詞がついている曲紹介のページや中国の流行語のページが面白いという意見が出ました。中国語学習者にとって、中国の様子を知ることできるだけでなく、中国語の勉強にも役立つ情報が載っていることを知り、もっと多く中国語学習者に読んでもらいたいと思いました。
交流会後、ゲラの校閲とTwitterの投稿の仕事体験をさせていただきました。
ゲラの校閲は1つ1つ丁寧に見ていかないといけない作業でこれを毎回しているのかと思うと、大変な作業だと思いました。Twitterに関しては、安徽省の観光地の写真を5枚選び、紹介文を中国語から日本語に翻訳する作業しました。中国語特有の表現があり、翻訳はこんなにも難しいのだと実感することが出来ました。翻訳したものは人民中国の社員の方が確認した後、Twitterに掲載させるそうです。
このような貴重な体験をさせていただき、本当に感謝しています。日本語への翻訳や、両国への配慮など日本の出版社よりも大変な仕事であり、60年間以上も日中の架け橋になるために続いていることに感銘しました。中国のことを知れるとてもよい雑誌なので、もっとより多くの日本人に呼んでもらえたらいいなと思います。