2020年度の中国政府奨学金留学は、コロナの影響によりオンライン授業での開始となりました。
実際に中国に赴くことができない状況の中、各自勉学に取り組んでいる様子はレポートでもお伝えしています。
日中友好協会留学センターでは、9月から12月までの4ヶ月間に、留学生の皆さんが感じたことや経験を共有していただくために、オンライン授業に取り組んだ学生と入学延期を申請した学生と一緒にオンラインで中間報告会を開催しました。年末に3回に分けて開催したところ、学生の皆さんからは下記のような意見が報告されました。
<オンライン授業について>
想像してた以上に授業がきちんと構築されている
少人数制なので発言の機会が多い
日本の大晦日までテストがある
ヨーロッパの学生の時差を考慮して夜に授業があるので、昼間は日本の大学で勉強できている
興味がある授業をたくさん受けられるのはオンラインならでは
この4か月でかなり中国語の語学力が上がったと感じる
先生や他の学生とのやり取りが対面と同じようにできている
<困ったこと・気になること>
対面授業の学生と一緒に受ける授業の時は、pptの資料の共有などがスムーズにできない場合がある
実際の留学で享受できるはずだった「中国での日常生活」が送れないことが辛い
授業開始前の大学アプリやサイトの登録がうまくいかずに焦った
各国の学生の熱量に差がある
他の留学生がどのように中国語を伸ばしているか知りたい
日本にいると中国語に触れる機会がどうしても少なくなってしまう
欧米の学生との共通言語はやはり英語なので、英語力も必要と感じる
<授業以外の中国語勉強方法>
NHKラジオ講座を、敢えてテキストを購入せずに何度も聞く
ハロートークなどのアプリを使って、相互学習できる中国人を探す
大学で開催しているオンラインイベントに積極的に参加している
HSK検定を受けることで、自分の中国語の学習到達度を測っている
地元の中華料理屋で働いている人に積極的に話しかけて相互学習の相手をしてもらう
地元の中国語教室に通い、様々な年代の人と一緒に勉強している
youtubeなどで中国ドラマを見る
中国のラジオアプリを利用して、隙間時間も中国語に触れるようにしている
〜留学センターから〜
コロナ禍でのオンライン留学となり思うようにいかない日々が続いていますが、皆さん積極的に中国語に触れる機会を作る努力をしていました。オンライン授業については、留学生レポートでも詳しく紹介しているので、留学を考えている方はぜひ参考にしてください。
今後は、留学生のみなさんから要望があった中国人学生との交流などのオンラインイベントを、中国教育部と共に実施に向けて検討していきます。