留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い 外舘祐希(浙江大学)

出発まであと三週間を切りました。三月末に内定をもらってから、はや五か月、月日が経つのは本当にあっという間だと感じます。留学したら、時間の過ぎるスピードはさらに加速することでしょう。一日一日を大切にしなければ、と思う所存です。

昨年の訪中団参加メンバーでの留学壮行会の様子。3人が長期留学に出発します。

さて、留学に向けて取り組んだ準備としては、まずHSK4級に合格するために勉強をしてきました。これは、公費留学応募時に提出した計画書にも書いたことだったので、絶対に実行しなければと思っていました。昨日発表された結果を見ると、どうにか合格していました。やはりリスニングがかなり苦手で、その以外の部分でもぽろぽろと点数を落としていました。今の時点では、「中国語でこれを言うには…?」と考えてもすぐには浮かんでこないのが現状です。そのため、『口を鍛える中国語作文』という参考書を持ち歩いて読んでいましたが、この勉強方法だけでは不十分なようです。文法は固めてから行きたいので、日本にいる間に、今まで学習してきた文法事項を総復習しようと思います。

また、6月7月と、都内の日本語学校の授業のボランティアに参加しました。そこでできた友人には中国語話者が多く、日常の中で「これはどうやって表現するの?」と聞き合える仲です。自分が楽しいから参加した活動ですが、何かあったときに中国事情を聞くことのできる友人を持つことも、留学準備の一つといえるかもしれません。

約一年前に留学に行こうと思った割には、会話面での準備が不足していたことが反省点です。大学では中国語の授業を2コマ取り、留学の予定があることを先生に伝え、追加でプリントを用意してもらっていました。授業後はほとんど毎回質問に行っていました。けれども夏休みに入って、勉強のペースが落ちていたと思います。授業のように強制力のある環境ではいいのですが、自らを律して勉強することには甘さが出てしまったと思います。これを克服するために、今後は自分の目標を明らかにし、かつ周りの人に積極的に宣言して、自分にプレッシャーをかけていきます。

「留学後三か月目までにはHSK5級、半年までに6級、そして帰国後には簡単な日中通訳ができるレベルまで!」。これが私の、中国語レベル面での目標です。留学が始まったら、途端に帰国までのカウントダウンが始まってしまいます。今の時間は、ボーナスタイムであると思って、日本でできること、主に文法面での強化を図っていきたいと思います。そして、このように宣言したからには、絶対に達成します!