「今後留学する人たちへのメッセージ」宮川穂乃佳(華東師範大学)

2020年はコロナウィルスによる世界的なパンデミックによって、海外留学を予定していた多くの方々が延期や中止をせざるを得ないとても悔しい1年であったと思います。パスポートがあれば世界中どこにでも行くことが出来たあの日々を思うと、あの時こうしていれば良かったなと後悔してしまうことも私自身ありました。

外出時はマスク着用が当たり前の時代になり、在宅勤務やオンライン授業が増え、今まで私たちが疑わず行ってきた常識の多くが非常識に変わってしまった2020年でした。先が見えない中、それでも希望を捨てず、渡航準備を進めていた方々にはつらい1年であったと思います。留学をするにあたっての準備、本当に大変だと思います。特に中国政府奨学金生の方々は選考の準備期間を含めると1年近く準備にかかっているのではないでしょうか。私も留学準備が大変だったこと、よく覚えています。2020年は私もすでに中国政府奨学金として上海華東師範大学に留学をしていたので、冬休み期間で一時帰国していた時に、学校が封鎖され、休学の末、日本でのオンライン授業が始まりました。オンライン留学というはじめてのことで、戸惑いも多くありました。モチベーションを保つことの難しさも感じました。しかし、華東師範大学の先生方は、私たち生徒が現地で授業を受ける環境と変わらないよう多くの準備をし、授業を行ってくれました。直接会うことができなくても思いを感じることが出来た4ヶ月でした。中国留学を目指している方で、留学先大学を迷っている方がいるとするならば、私は上海華東師範大学をお勧めします。上海華東師範大学の先生方、そこで出会うクラスメイト達はきっと皆さんの力になってくれると思います。中国政府奨学金生として留学を目指す皆さんを応援しています。