浙江大学の雰囲気や特徴を紹介したいのだが、正直なところ浙江大学に行ったことがないため、浙江大学のオンライン授業の様子、特徴などについて書こうと思う。
まず、浙江大学では連絡のやり取りを大学独自のアプリ‟浙大钉“(视频会议を除きその他の機能は微信とさほど変わらない)を使い、授業も浙大钉の视频会议で行う。課題の提出もほとんどこのアプリの個人チャットから提出する。一方、学生のみのグループが微信で作られて、仲良くなりたいと思った子には友達申請を送り、それぞれ個人チャットをしている。
授業の雰囲気は、堅苦しくもないが、和気藹々としているわけでもない。浙江大学の先生は皆優しく、特に女性が多いためやりやすいと感じる。クラスメートとはやはり心理的に距離がある。初回の授業では画面オンで自己紹介をするが、授業中の画面はオフ(ネット環境が悪化するため)、授業外での交流もないため顔すら忘れてしまう。クラスの人数は、前期は6人、後期は17人。
授業は大体综合课がほぼ毎日あり、加えて前期は口语课、写作课、阅读课(最高级6班)、後期は读写课、HSK课(最高级7班)がある。前期は14時~18時頃、後期は19時~22時頃の授業。テキストは、先生がPDFを送ってくれる。紙媒体が好きな私は、综合课で使う北京语言大学出版社の高级综合(Ⅱ)は購入した。一回の授業で学生は一人2,3回発言する機会があり、2週間に1回ほど与えられたテーマについての発表をする。
課題はオンラインのせいか少し多いという印象だ。内容が難しい、日本ではやるべきことが他にもある、ということで少し多いだけでかなり負担である。試験は、あらかじめ回答用紙を送られてきたものを印刷して手書きで回答、写真を撮って提出するタイプとパソコンのWordを使ってファイルを提出するタイプがある。問題自体は先生がパソコンの共有画面で提示し、制限時間内に答案を作る。
大変な面もあるが、総合的に浙江大学の雰囲気は私には合っていると感じる。いつかキャンパスを訪れてみたい。
西湖及び西湖付近の市街の様子を撮影したものです。前回同様2019年のものですが、残念ながら浙江大学に行ったことがないため、同じ浙江省の西湖を紹介します。運悪く曇りでしたが、“上有天堂,下有苏杭”と言われているだけあり、穏やかで風情があり、散歩したくなるような場所でした。