「留学」なのに現地に行けず、日本にいても外出できず、起きて食べて寝て勉強して寝て…の繰り返し。毎月レポートに書くネタをなんとか捻りだしていたが、とうとうネタが尽きてしまった。今月のテーマは、「留学中に経験した面白い、変わった体験」であるが、日本にいてアルバイト以外で人に会わない生活をしているのだからそのような面白い体験がはるはずもない。「日常には面白い出来事があふれているではないか。」「想像して書け。」というのもなかなか無理難題である。だから、今の心境を書くことにする。
このレポートを書きながら、私は非常に焦っている。これからどうしようかと。面倒臭い手続きが嫌で嫌で逃げ続けてきたが、現地に行ける望みも消えた今オンライン留学を休学するか、また新たに留学申請するかなど。今になって考え始める私もバカなのだが。手続きがどれほど大変か。一つ質問したら他で聞け、そこで聞いたらまた別のところで聞け…。たらい回しされるのはもううんざり。日本の大学、海外の大学、仲介組織、もう少し連携をとれないものか。手続きはもう少し簡略化できないものか。現地留学をするためにあれだけ情報収集や書類作成に力を尽くしたのに…。自分で考えて行動している学生も多いなか、動けていない自分にも腹が立つし、「社会は学生を留学させたくないのか!」と社会にも腹が立つ。日本には留学生が入ってきているのに、日本人学生が渡航できないのもおかしな話である。留学するには、大学卒業要件や就活のことも同時に考えなければならないが、頭が回らない。
とにかく、現地に行きたい。ただそれだけ。コロナウイルスが憎くて仕方がない。臨機応変に対応できる力、自ら考え行動できる力を身に付けさせるために、神様が故意に仕組んだことだと思って、頑張るしかない。