6月29日をもって、全ての授業が終わり、残すところ期末テストのみになりました(30日から7月3日)。中国に行けないことに対する焦燥感やオンライン授業に対する不安でいっぱいだった去年の9月から、早いもので1年が経とうとしています。今の気持ちは、正直中国語がどうというより、同じ境遇で共に1年切磋琢磨してきたクラスメートやオンラインでも一生懸命授業を改善してくださっていた先生と離れるのがとても悲しいです。クラスメートの数人は、9月から中国の学位取得課程に進学を予定しており、いつか彼らと中国で再開できたらいいなと思っています。
さて、今回は、1週間の授業のなかで一番楽しいと感じていた口语の授業について書きたいと思います。数か月前まで、口语の授業はずっと教科書を読んで、その中の口頭表現を学ぶというような形式だったのですが、ある時にみんなで自分の意見を言い合うタイミングがあり、それが盛り上がったため急遽今後の授業はみんなで辩论(ディベート)をしようということになりました。3人×3チームに分かれ、先生が用意したテーマごとに正方と反方に配置されます。たとえ自分の本心と主張が違っても、決められた立場から意見を言わなければなりません。また、チーム内で観点が被ってはいけません。これがとても面白く、準備は少し大変なのですが、自分の思いもつかなかった意見を言う同学や、はたまた20代前半とは思えないような大人びた意見を言う同学もいたりして、私にとっては毎回刺激的でした。辩论の最後には、毎回クラスメート全員で、その日意見を言った2チームの6人のうち最も良かった人に投票をするのですが、私は2回1位になることができました!!(笑)この数か月間の辩论の授業を通して、自分でも自覚があるくらいに中国語を話すことが楽になり、曖昧だった声調も間違いに気づけたりして、本当に実りのある授業だったなと思っています。
7月はHSK6級を受けるため、期末テストが終わってもしばらくは気を抜かず勉強に励みたいと思います。