実際に留学してみて、中国全般に対するイメージが大きく変わったわけではありませんが、生活する中で新たに気づいたことがたくさんあります。
まず、食事面では、日本で食べていた中華料理の味が中国ではほとんど味わえないという点です。私たちが日本で食べている中華料理は、日本人の味覚に合わせてアレンジされたものだったようです。特に驚いたのは、中国には焼き餃子がほとんどないということです。中国では餃子といえば水餃子が主流で、焼き餃子はほとんど見かけません。
日本では餃子といえばさまざまな調理法があると思い込んでいましたが、基本的に中国では水餃子が一般的です。また、餃子の皮や中身も日本とは全く異なります。日本の餃子の中身は白菜や豚肉が主流ですが、中国ではそれに加えて、牛肉、鶏肉、卵、さらにはさまざまな野菜など、ほぼ何でもありといった感じです。青島のような海沿いの地域では、魚やエビなどの海鮮を使った餃子も楽しめます。餃子ひとつとっても、日本との大きな違いを感じました。また、中国はとにかく食べ物の種類が豊富です。地域ごとに味付けの特色が異なり、日本に似て甘い味付けが多い地域や、辛い味付けが主流の地域、しょっぱい味付けが多い地域など、さまざまな味が楽しめます。
生活面で気づいたことは、交通機関が想像以上に発達しているという点です。私が住んでいる青島は比較的発展した都市だからかもしれませんが、地下鉄やバスなどは日本の首都圏並みに整備されていると感じます。本数も多く、何よりどの交通機関を利用しても、日本とは比べ物にならないほど安いです。例えば、地下鉄に1時間半乗っても日本円で約200円というのは非常に驚きました。また、タクシーも携帯のアプリを使えば簡単に呼べて、料金も安いです。なぜ中国でタクシー文化がここまで発展したのかは疑問ですが、本当に便利だと思います。
実際に中国に来て発見したことは、他にもたくさんあります。それぞれが新鮮で、私にとっては非常に面白い経験となっています。