「試験、演奏会、そして年越し」宇都宮 遼馬(北京大学)

つい最近中間試験が終わったばかりのように感じますが、早くも前期の期末試験がある月となりました。実際中間試験があったのが先月なので、意外と早く期末試験が来るという感覚です。

先月は初めての定期試験でした。試験勉強でなかなか忙しかったですが、今月は期末試験や忘年会のシーズンということで学校生活もそれ以外も充実した一月だったと感じます。

まず期末試験について、口語の試験だけは形式が変わり口頭試験のみとなりました。特に口語の方面ではまだまだ学習が必要だと感じますが、ふと来た当初と比べてみると確実に進歩していると思います。北京大の対外漢語は本当に国際色豊かで、私のクラスにはスペインやドイツベトナムなど様々なバックグラウンドを持つクラスメイトがいました。一クラスの人数も多くなく、先生は親身になって中国語や文化について教えてくださり、それにつられてクラスメイト同士も自分の国や行ってみたい場所などについて自発的に中国語の会話が生まれてきました。来学期はクラスも先生も変わりますが、このクラスで留学をスタートできてとても幸運だったと今となっては思います。クリスマスの授業では先生がケーキをごちそうしてくださりました。まさかこんなクリスマスになるとは来る前は全く想像していませんでした。

 

 

そして、今月はなんと人前で楽器を演奏させていただく機会が二回もありました。一つは所属する吹奏楽団のクリスマスコンサート。もう一つは北京大学日本語学科忘年会です。

ふとしたきっかけで入った楽団ですが、学業以外で目標ができたり学内外で知り合いが増えたりと、自分にとってとてもいい選択だったと思います。

 

 

日本語学科の先生に楽器を始めたことを話すとかなりスピーディに忘年会で演奏させていただけることになりました。日本語学科の忘年会ということで自分以外にも日本からの留学生グループがソーラン節を披露したり、中国の学生が日本のアニメソングやJPOPを披露したりと本当に十人十色で楽しい会でした。この会を通じて以前授業の手伝いで知り合えた友人と再会でき、先生も日本からの留学生が参加してくれると嬉しいとおっしゃってくださりました。下の画像の11番目の演目が自分のプログラムでした。中国に来てこんなにたくさん演奏の機会をいただくとは全く想像しておらず、来てみないとどうなるかわからないものだなと感じます。目の前に先生方がいらっしゃり緊張しましたが、一年間の留学なのでこれからも積極的に挑戦したいと思います。

 

試験期間中に年越しを迎えるということでどこかへ日の出を見に行く余裕もなくどうしようかと考えていましたが大学で年越しのイベントがあるということで参加してみました。こんな大人数で年越しを迎えるというのが初めてだったのでお祭りのような雰囲気とパフォーマンスが新鮮でとても面白かったです。

 

 

もうこのプログラムも約半分ということで、長いようで意外とあっという間に終わってしまいそうな気がしています。何かやってみたいことや行ってみたい場所など思い立ったことはすぐ実行して残りの期間も充実した生活にしていきたいです。