「交通や病院システムで気づいたこと」中溝明佳(清華⼤学)

中国の発展のスピードは著しい。コロナ前に北京へ⾏ったことがあるが、数年ぶりの北京は私の記憶の中の景⾊とはだいぶ変化していた。特にレンタサイクルの普及率の⾼さには驚いた。これは中国に訪れた⽇本⼈は誰もが思うことだろう。⾃転⾞を借りるのに特別な⼿続きを必要とせず、QR コードを読み取りすぐに利⽤できる。返す場所は指定されていないのでいつでもどこでも返却することが可能である。利⽤料⾦は安価で⽇常的に利⽤しやすい。レンタサイクルがここまで普及するのには政府の⽀援も⼤きな役割を果たしていると感じる。多くの都市では、道路に⾃転⾞の専⽤レーンがある。⼤学近くの道路は⾞とほぼ同じ広さの専⽤レーンがあり、利⽤しやすい環境が整っていて安⼼感がある。また、レンタサイクルと同じくタクシーを利⽤する機会が増えた。⽀付宝や⾼德地图などのアプリで簡単に予約できる。よく⾒てみると道端で⼿を挙げてタクシーをつかまえている⼈はいない。北京の地下鉄やバスは分かりやすく利便性に優れている。

⼤学内ではタクシーも呼び利⽤することができる。アプリで⾞のナンバーや⾞種、運転⼿の顔と名前まで分かる。

 

北京では朝⼣の気温差が⼤きく、その変化に⾝体が慣れていれていなかったせいか体調を崩す友⼈が多かった。私⾃⾝も年末年始に数⽇体調不良が続いた。⼤学内にある総合病院を受診し、薬を処⽅してもらった。⽇本では道を歩けば、⽪膚科や眼科などの専⾨分野に分かれた個⼈病院が多くあり、簡単に⾒つけられる。特に⻭科に関しては、コンビニエンスストアよりも数が多いと⾔われているほどだ。しかし、実際中国では個⼈病院をなかなか⾒かけることがない。⽇本と中国の病院事情について詳しく調べてみたいと思った。
このように交通事情と病院事情で新たな発⾒があった。

⼤学内の病院

病院からの処⽅された薬 初めてみた時⾊の鮮やかさに驚いた