12月もあっという間に過ぎていきました。クリスマスもお正月も関係なく、授業や期末テストが行われていて、年末感はあまりありません。家族からクリスマスケーキの写真が来たりすると少しだけ寂しい年末だなと思ってしまいました。ただ、今年はお陰様で充実した1年を終えることが出来、本当に中国留学に来ることが出来て良かったと思っています。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございます!
さて、今月のビックイベントは留学生のコンサートでした。タイトルは「以音为桥,融通世界 2024上海音乐学院中外学生文化展演」ということで、各国から集まった留学生が出演するコンサートでした。もともとは自作曲も歓迎!と募集に書いてあり「SAKURA chill」という自作曲で出演許可を得ていましたが、1週間ほど前になって急に留学生事務局のスタッフより「やはりこの曲だと今年のコンサートには合わないので来年にしましょうか?」と言われてびっくりしました。演奏会に出られないのはさすがに悲しいと思い出られる条件を聞くと中国古典に変えてほしいとのことで、時間は迫っていましたが楽曲を劉天華という二胡の有名な作曲家の「良宵」に変更し、古箏の先生のお友達にも再度練習し直してもらって、何とか出演することが出来ました。借口(言い訳)はあまりしたくないのですが、そのような状況でしたが何とか堂々と弾ききれたので、来てくださった方から成長しているとの声を頂けたのは嬉しかったです。この曲は二胡を習う方は絶対に弾く代表曲とも言われる曲ですので、中国人が聴いたら満足できない点もあるかと思いますが、古箏の伴奏での演奏は少し珍しいと思うので宜しければ動画を観てみてください。
さて、私は進修生ということで、今大学1年生の授業から5コマを選択させてもらって受けています。「二胡」「聴音試唱」「学理」「中国伝統音楽」それと本当はもう1つ「アンサンブル」の授業を取っていたのですが、色々手違いがあったみたいで今期は取れませんでした。「二胡」は大学生ではないので実技試験はないそうで、「聴音」はあるのですが日本と表記が違い色々と覚えることが多くて大変です。今まさに勉強中なのですが例えば日本語の「フラット♭」は中国語では「降(ジャン)」となり、「長三度」は「大三度」だったり、見たことのないコード記号を見て即座に和音を歌ったりしなければいけない試験もあり、今から来週のテストが不安です。さらに大変なのは「中国伝統音楽」の試験で、先日まずは民歌(中国の古くから民間にある歌)を歌うテストが終わったのですが、6曲暗譜して当日先生が2曲選んだ曲を歌うというテストでした。さすがに歌詞を暗記は難しかったので私たち留学生は楽譜を見て歌わせてもらいました。来週は筆記試験があり、まずは曲を聞いて楽器名とタイトルを書くテストと、民歌の種類より1つ、伝統楽器から1つ選んで、説明を中国語で書かなければいけないといけないテストがあります。これは丸暗記すれば大丈夫なのですが、なかなかハードルは高いです。
きっと頑張れば中国語の力もUPすると思うので、この機会に沢山勉強したいと思います。では、皆さん良いお年を!!