2024年最後の月を迎え2025年をもうすぐ迎えようとしている。12月24日クリスマスイブ中国では、「平安夜」と呼ばれる日である。
中国では近年、クリスマスイブに「リンゴ」をプレゼントしたり食べたりする習慣がある。
ならなぜりんごなのか?それは中国では、平安を祈る「平安果」、平安果とは実は「苹果」つまりリンゴである。
中国語の発音が似ていることから、リンゴは平安を祈るものになったそうだ。
そのため、好きな人や友達にりんごを贈り合うことで、お互いの「平安」や「健康」を願うことができる。
しかし、中国の街では日本のようなイルミネーションなどなく、クリスマス雰囲気を感じれるとしたら都市部のショッピングモール、レストラン。
クリスマスは近年中国で人気があるお祭りでもあるが、ビジネスでも商売繁盛であり商品の商売を狙っている。
日本のショッピングモールでも同じではないだろうか。
しかし中国は宗教国家ではないのでクリスマスは若者の間で受けがいいが、ほとんどの中国人が祝いしない印象だ。
クリスマスケーキやケンタッキーといったフライドチキンを食べる習慣もあまりない。
私は、中国はクリスマスを祝うことが控えめに禁止されていると感じる。
調べてみるとそれにも歴史が関係している。
皆さんは、長津湖の戦いを聞いた事あるだろうか。
長津湖の戦いは朝鮮戦争でありアメリカ、イギリス、韓国対中国の戦いで1950年11月27日から12月11日にかけて、現在の朝鮮咸鏡南道長津郡長津湖周辺で行われた朝鮮戦争の戦闘の一つ。
この戦いの指導者、指揮官は毛沢東もいたのだ。
長津湖の戦いの影響から、軽はずみに海外の伝統や文化に従わないように国民に要請しており、クリスマスも海外の文化であることから中国ではクリスマスをお祝いしない人が多い理由だ。
昔の歴史と今の中国の文化は強く繋がっているからこそ中国にいる環境は歴史も学ぶチャンスでもある。中国の外面だけでなく、内面も理解していかなくてはいけない。歴史は変えられないが、日本と中国でも更に深くいい関係が築いていければこれ程嬉しいことはない。