大学に入学して早くも2ヶ月が経過しました。
中国では、学校が始まった直後に中秋節があり、その後すぐにまた国慶節があるため、開始直後にお休みが多いため10月に入ってようやく授業のペースをつかめてきました。
各授業がようやく5回ずつ終わったので、学校の授業のペースや内容、その他生活面についてご報告したいと思います。
まず、私が履修している授業についてです。9月2週目に「选课」という授業を選択する期間があり、期間中にで今期（9月から1月までの半期）の授業を選択します。
私は社会学部に所属しているので、基本的に学部内の本科生の授業の中から選択しますが、普通進修生は必須科目や基礎科目などのを考慮せず好きな科目はなんでも取れるという特権があります。
せっかくなので興味がある科目を色々取ってみようと思い、12科目を選択しましたが、国際部の先生から「取りすぎだからもう一度选课指导を見てゆっくり考えなさい」と言われ、結局6つの授業の選択に落ち着きました。
日本の大学1年性は毎日比較的みっちり授業が入っていた記憶がありますが、中国の大学の授業は一つ一つの授業時間が3時間程度と長く、また各授業の宿題や課題が大量にあることが多いため、比較的余裕を持って週に6-7程度の授業でとどめているのが通常のようです。
確かに、始まってみると1日にみっちりと授業が入っていると体力面でも課題の準備の面でも非常に辛く、今のペースがちょうど良いと感じています。忠告していただいた先生に感謝です。
授業の一覧。授業名・教師名・単位数・授業の時間とコマ数などが記載されているリストを見て、時間の被りがないように選択するのは時間がかかりました。
実際の私の１週間の授業日程。アプリ上やWeChat上で確認ができるようになっています。授業によって時間は多少異なりますが、多くは１コマあたり3時間半程度あります。
授業に関しては、中国語の理解に躓くことが多くあります。
一方的に講義を受ける授業では、PowerPointの内容と先生の話を通じて理解が進むのですが、意見を求められたときの回答やグループワークで自分の意見を中国語で伝えることの難しさに毎日打ちのめされています。
ある授業では、グループワークでの実地調査が多くありましたが、第一週目の授業は留学生の式典と重複したため出席できませんでした。
そのため、第二週目から出席したのですが、すでにグループワークの組み合わせができた後で、後から中国語の不自由な外国人が入ることに抵抗を持つ人が多い印象を受けました。
そこで、先生と相談して退课（選択した授業を辞めること）させてもらいました。後期にまたチャレンジしたいと思います。
私が取っている授業は社会学という分野だからかもしれませんが、題材を読んだ上で自分の考えをPowerPointにまとめて発表したり、レポートとして提出したりすることが多くあります。
特に人類学の授業では、自分という人間を物語として語り、大切にしている考えや価値観を客観的に見つめてまとめるというテストがあります。
1ヶ月間をかけて物語を完成させるのですが、自分の考えを改めて見つめ直したり、中国に来てからの変化を感じることができる機会になっています。
中国語で5000文字程度というのは私にとってなかなかハードルの高い宿題ですが、楽しみながら取り組んでいます。
生活面に関しては、寮での生活には慣れてきました。幸い、寮は一人部屋のため、自分の部屋でより快適な生活をどう実現できるか考えることを楽しんでいます。
日々、淘宝や拼多多などのECアプリを使って買い物を楽しんでおり、本当に便利で安くさまざまなものを購入できるので助かっていますし、楽しいです。
購入したものは、大学の荷物の総合届け先である「菜鸟驿站」という場所に届きます。
買い物をするのは楽しいのですが、菜鸟驿站で荷物を受け取るのは毎回なかなか大変な作業になっています。
私の大学は人数が多いため、菜鸟驿站も非常に大きく、大量の荷物の中から番号を手がかりに探し出していきます。
友達と手分けして探すことも多く、この場所から自分の寮の部屋までの距離も500メートル程度とまあまああるので、大きな物を購入した際は誰かの協力を得て寮の部屋まで運んでいます。
菜鸟驿站の様子。この写真は外ですが、建物もあり棚の中にたくさんの荷物が積まれています。棚番号を調べるアプリがあるので、その番号を頼りに探していきます。
部屋の様子。6階建ての寮の6階の部屋です。見晴らしがよく、外の川や木々を見ることができます。エレベーターがないため毎日たくさん階段を上り下りしています。
まだ日々戸惑うことも多いですが、周りの親切に支えられて、刺激的で楽しい生活を送っています。
毎日新しい発見と自分の成長を感じることができて、とても楽しいです。