「大学(授業・寮)、 休日の過ごし方について」小野 明日香(浙江大学)

授業

語学留学の場合、 授業は基本的には平日のみ、そのうち4日間は2コマ、 残りの1日のみ1コマという形になっています。(ただし、国慶節などの祝日等を連休にするため、平日の授業を土日に移して授業日を調整することもあります。)

クラスによって時間割は違いますが1、2限、昼休みを挟んで3限のどこかに授業が割り当てられ、10月の国慶節休み明けからは選択授業をとれるようになります。最大2コマまでしか選べませんが、 全て4限のため好きなものを履修することができます。私は「中国城市」と「中国神话与传说」の授業を選択しました。

私は現在中級と上級クラスの間とも言える5班で学んでおり、 授業は精读、阅读、口语、写作の4種類があります。先生たちは皆優しく、どの授業も面白いですが、授業の速度は比較的早いので予習や復習が欠かせません。

 

中国神话与传说の教科書。表紙がとても綺麗です。つい先日は杭州の西湖が重要な舞台となる中国の4大民間伝説の一つ、《白蛇传》を学びました。

 

語学留学生かつ奨学金生の場合、 寮は大学外の留学生アパートになります。2人部屋は横にベッドが二つ並んでいて、向かい側に机があるため、少しホテルのような雰囲気があります。また、トイレ&シャワールームは部屋内にあります。

寮は1階建てで1階にランドリー(洗濯機と乾燥機各2つずつ)があり、2階と3階に共用シンク(厨房)があります。 3階の厨房には格安で給水できる給水機があるので、飲み水やお湯はそこで手に入れることができます。授業のある日は教室のある棟でも無料で給水できます。お湯もいれられるのでとても重宝しています。

食堂までは徒歩で約10〜15分ほど、教室のある棟までは約15〜20分ほどかかります。また、最寄り駅 (黄龙体育中心)までも同様に約15〜20分かかります。 最初は少し遠いなと思いましたが、 何度か往復するだけでいい運動になるので今は悪くないなと思っています。 授業がある日は普通に過ごすだけで1日1万歩以上歩くこともあります。

 

今月の歩数表。10月は合計44万3000歩ほど歩いたようです。

 

休日の過ごし方

 休日は寮でゆっくり過ごしたり勉強をする日もあれば、映画を見に行ったり、西湖や大商场で遊んだり、別のキャンパスへ足を運んでみたりとアクティブな日もあります。テスト前だと難しいですが、せっかく中国に来ているので休日はどこかに出かけて見聞を広げたいなと思うことが多いです。

また、中国の祝日や留学生は参加する必要のないイベント(体育祭など)で学校が休みになる日は、積極的に外へ出かけて遊ぶことが多いです。国慶節は杭州市内にいたものの、7日間ほぼ毎日出かけて遊び、先日は浙江大学の体育祭期間に留学生は3連休をもらえたため、友人達と上海へ旅行に行きました。杭州とは全く違う街並みで、外滩付近はキラキラした都会という雰囲気があり、豫园やその近くにある豫园老街などは海外の人が想像するであろうまさに中国!といった雰囲気の建築物も多くありました。

 

上海外灘から見る东方明珠。上海といえばこのタワーというイメージがある人も多いのではないでしょうか。

 

豫园老街にあるこれぞ中国といった雰囲気の建物。この周りにも同じような雰囲気の建物がたくさんあります。ライトアップされた後がすごく綺麗なので、夕方以降の時間帯に行くことを強くお勧めします。

 

武康路のシンボルマークとも言える武康大楼。こちらは1924年に建てられた建物だそうです。周りではたくさんの人がこちらの建物の前で写真を撮っていました。