「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」 渡辺 一晴(済南大学)

私が中国に留学をし、一番面白かったことは、いろいろな国からの留学生がおり、話す言葉、文化も違うのに、みな中国語という共通の言語を使っているということです。

例を挙げると、服装や食べ物など様々な場所で国際的な雰囲気を感じられ、はたから見ればまったく関係性がないように思えます。

ですが顔を合わせれば中国語という同じ言語で会話し、中国の文化を楽しみ、ともに学ぶ学友となります。そんな中国という環境は今まで自分の中にあった価値観を変えてくれました。

日本で当たり前だったコトなどルールが違い、国際的な場所だからなのか、中国という環境がそうなのか、今の僕は少しのことでは驚くことはないという自信を持たせてくれました。

僕の根幹の部分は変わってないと思いますが、普通の許容範囲が広くなったんだと思います。これがいいことか悪いことかはわかりませんが少なくとも日本にいたころの僕とは違う、変化したことだと思います。

 

そして困ったことは二つあり、一つ目は水を買わないといけないということです。

ずぼらな私は日本にいたころ、いつも水道水を飲み水として使用していました。ここで一つアドバイスをするならば、面倒くさがらずにちゃんと水を買った方がいいということです。

なぜなら私はちゃんと次の日におなかを壊したからです。自分のおなかの強さを過信するべきではないということ、日本人は口をゆすぐだけにしとくことということを学びました。

 

もう一つは私が留学している山東省の済南市は物価が安く、安いからと調子に乗って買いすぎると後で痛い目を見たことです。

基本的に食べ物が特に安く、毎日おなか一杯食べていたら体重と反比例しながら財布の中身が軽くなっていきました。

体重が増えすぎてしまい運動をしようと思い、大学の近くのジムに入会しました。そこで新しく中国人の友人ができ、体重も痩せることができ、まさに「災い転じて福となす」という言葉が似あうような体験ができました。

やっぱり筋肉は大抵の悩みを解決してくれるんだなって思いました。

 

中国の高層建築物

 

済南市の夜市の様子