「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」杉山 雄紀(曲阜師範大学) 

私が中国にやってきてから、早いもので1ヶ月が経過しようとしている。

この1ヶ月を振り返ってみると、不安だらけだった異国での生活に慣れ、不安定から安定へと変わっていった1ヶ月だと言える。

そして、この生活に慣れるまでのプロセスには、様々な事を人と助け合いながら、時には自分自身で乗り越えながら進めていったことが多くあった。

このレポートでは、私自身がどのようにして中国生活に慣れていったかを中心に述べようと思う。

 

まず第一に、不安から抜け出すためには、ここでの生活において頼れる人を探す必要がある。しかし、授業が始まるまでは友達を作ることも難しい。

そのため、最初のうちは、ただひたすらに他の生徒の見様見真似をしていた。

学生たちの行動を観察し続けたのである。そうこうしているうちに、キャンパス内のシステムを少しずつ覚えていった。

 

キャンパス内のゴミ捨て場

まず覚えたのがゴミ捨てのシステムである。

日本ではゴミは分別するのが当たり前だが、こちらではどうも分別の必要がないようで、ゴミ捨てに関してはむしろ日本で生活している時よりも気楽である。

捨てたい時に、自由に捨てに行けば良いのだ。

この生活に慣れてしまうと、日本でゴミを分別するのが億劫に感じてくるかもしれない。

 

 

 

そして何よりも大切なことは食事だ。

私は最初に学校にたどり着いた時、お昼過ぎに到着したが、お昼ご飯を食べてなかったのでお腹が空いていた。

そこで私は、昼過ぎに入寮が完了してから、すぐにキャンパス内の学生食堂を見にいったが、どうも営業している様子ではなかった。

後に先生からのWeChatの連絡で知ったが、学生食堂は朝は7時前後1時間ほどの営業、昼は12時前後1時間ほどの営業、夜は18時前後1時間ほどの営業で、1日3つの時間帯に分けて営業しているらしい。

そのため、私は近くのスーパーで軽食を買って済ませることにした。好きなタイミングで食堂に行けないのは少し困ったが、仕方がないことである。

 

キャンパス内の学生食堂、南京鴨血や麻辣担などが手軽に食べられる

 

授業が始まり、友達ができると、この生活に一気に慣れることができた。

淘宝で注文した商品を受け取る方法や、学校の近くの美味しいレストランなどは、ほとんど韓国人の友人を通して知ることができ、現在は留学生同士で助け合いながら生活することができている。

周りに日本語を話すことができる人が一人もいない環境だが、色々な国の人と協力してこの国での生活を送ることはとても面白いと思っている。