「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」石井野々香(南京大学)

留学を開始して早くも一ヶ月が経ちました。

初めての中国、海外での生活は初めての連続で、毎日、充実した生活を送っているように感じています。

 

さて、南京での生活ももう一ヶ月。授業も始まって数週間が経ち、南京での生活にも慣れてきたと思いますが、まだまだ日本との違いや言語の壁によって困ることも多々あります。

特に今困っているのが、他の人が話す中国語が聞き取れないことです。

ここには二つの異なる課題があります。

一つは、現地の人(南京の人)特有の訛りがある中国語が聞き取れないこと、そしてもう一つは、クラスメイトたちのそれぞれの言語的特徴が表れた中国語が聞き取れないことです。

友人と雑談をしているときにわからない単語があり、文字に起こしてもらったところ、知っている単語だったということがよく起きています。

正直、中国語ネイティブ同士の会話のスピードの速さよりも、地域ごとの特徴の表れた中国語の方が慣れるのに時間を要しそうです。

 

また、中国はオンライン化がとても進んでいるため、スマホの操作に慣れず、苦労しています。

例えば、ミルクティーを店頭で買うために、まずQRコードを読み取り、商品を選んでオンライン上で決済、その後店員さんに注文票のコードを読み取ってもらい、カウンターで商品を受け取る、というようにスマホを使って様々な操作を行わなければなりません。

私は初めてお店に行った際、仕組みが全く分からず、横で友人に手取り足取り教えてもらいながらミルクティーを購入しました。

今後、中国語の技能が上がっていけば、自分一人でもスマホの操作方法を理解できるようになるのでしょうか? もっと勉強しようと感じた一件です。

 

最後に中国、南京に来て印象的だったことを紹介して、このレポートを終わりたいと思います。

それは、現金を使う場所がないことです。オンライン決済が主流とは知っていましたが、想像以上でした。

特に、公安でビザ申請の費用を払おうとしたら、オンライン決済しか使えないと言われたのには驚きました。

中国に来てまだ一ヶ月ですが、ATMは100元札でないと受け付けてくれないので、渡航前にお小遣いとして知り合いの方からいただいたお札たちは、記念紙幣として一緒に日本に帰国することになりそうです。

 

大学のキャンパス内には、猫がたくさんいます。人懐っこい子が多い印象です

留学前から気になっていた、キュウリ味のポテトチップ。味はのり塩、匂いはキュウリ、後味はミント、といった感じでした

 

お散歩にちょうどいい距離にある本屋さん。4階まであり、見応え十分です