この度、縁あって奨学金をいただきながら北京大学へ留学させて頂くこととなりました。言語の学習以外にも様々な面で今まで以上に実りある1年間にしたいと思っています。
同じ24年度奨学金生の仲間たちの中にはすでに中国語を流暢に話すことができる人や社会人としての経験がある人、中国について研究している人など、さまざまな知識経験のある人たちがいます。
私も中国の文化や人、そして言語について学ぶのが楽しみになってきました。
私が具体的に奨学金留学を意識し始めたきっかけは、2023年末の大学生訪中団事業でした。
私たちは山東省を訪れ、山東省の歴史や孔子、泰山などについて体験を交えながら学びました。
時に山に登り、お茶を飲み、感じたことを語り合う、そんな体験がもっと中国について知りたいという目標に変わっていきました。
実際に奨学金が決まった時はまずホッとしましたし、ただ漠然と新しい環境での生活に思いを馳せました。
しかし時間が経ち出発が近づくにつれて、中国語の学習が進んでいないことや大学から送られてくるはずの書類がなかなか来ないこと、そして日本で4年間を過ごした愛着ある部屋が一向に片付かないことなど、留学が始まる前からほぼ何も順調にはいきませんでした。
はっきり言ってこの状態で留学するなんて、、、と今のところ不安で不安で仕方がないです。
ですが、出発が近づき、北京大学を卒業した方や中国への留学経験のある方の話を伺うと、大変なことや困ったことももちろんあるけれど、最後には忘れることができないほどいい経験になったとおっしゃる方がほとんどで、なんだか自分も頑張れるような気がしてきました。
留学前に、以前中国語を勉強した記憶を呼び起こそうと教材を買い、読んでは見たもののあまり思い出せず、大学の友人やゲームを通して知り合った中国人の友人に北京がどんなところか、準備するべき物事や注意するべきことなどを教えてもらいました。
もし、留学を考えている方でこのレポートを読んでいる方がいらっしゃるなら、中国語の勉強と並行して、相談できる知り合いを持つということも重要な準備になるかもしれないということをお伝えしたいです。
実は去年山東省に行ったそのはるか前、自分が幼稚園生くらいの時に家族で北京に行ったことがあります。
しかし、運悪く風邪をひき覚えているのはホテルの天井と景色だけ。新鮮な気持ちで北京に行けるとポジティブに捉えて前向きな気持ちで準備をしています。