【中国留学を決めたきっかけ】
この度、公費留学生として一年間復旦大学に留学させていただくことになりました上田武と申します。
私が中国留学を決めたのはちょうど一年前のことでした。
9月4日から10日にかけて、日中友好大学生訪中団に参加し、上海と北京を訪問しました。
中国で過ごした一週間は新たな発見と驚きに満ちたものでしたが、中でも衝撃を受けたのは、社会が変化するスピードです。
中国ではキャッシュレス文化が浸透し、スマホ一つで生活の全てが完結するようになっていました。
また北京では無人タクシーが既に実用化されており、実際に公道を走行していました。このように目まぐるしい速度で進化を遂げる中国の実態を目の当たりにしたことで、世界を知ることの重要性に気づかされました。
「世界に目を向けて視野を広げたい」、「中国という国をもっと知りたい」という衝動に突き動かされ、この留学を決意するに至りました。
【留学までの準備】
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中国語学習
私が最も苦労したのは中国語学習です。
私はこれまで中国語を一切学んだことがなく、知っているのは「你好」と「谢谢」くらいでした。
0からのスタートであったので、まずは語彙力と基本的な文法の習得に努めました。
HSK3級の単語帳と簡単な文法書を活用し、中国語の土台を固めました。
次に行ったことはピンイン、発音学習です。
これを独学で行うのは難しいと考え、オンラインの中国語教室と対面型の中国語教室に通いました。
ネイティブの先生から直接教わることができたので、とても効果的だったと思います。最終的にはHSK4級を取得した状態で留学を迎えることができました。
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英語学習
留学準備の段階では中国語学習よりも英語学習の方がはるかに大切だと思います。
中国に留学すると、大学生活の基盤は留学生寮になります。
中国の学生と話す機会より、留学生と話す機会の方が圧倒的に多いです。
留学生の公用語は英語なので、英語ができないと新しい情報を得たり、人脈を広げることが難しくなってしまいます。
そのため中国留学を検討している方は中国語だけでなく、英語学習にも取り組んでみた方が良いと思います。
おすすめはオンライン英会話です。
私も留学が決まってから4ヶ月ほどオンライン英会話を受講しました。ペラペラになったわけではないですが、英語を話す恐怖感がなくなったと感じます。
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情報収集
行き当たりばったりで留学に行くよりも、ある程度中国のことを知った上で行った方が留学生活を充実させることができると考え、情報収集に努めました。
私がよく使っていたのは「小红书」です。
これは中国版のインスタグラムで中国の若者の間で流行しているものや中国の学生生活を知ることができます。
私は事前に「小红书」で行きたい場所や食べたいものを調べていきました。