「どうして私は中国の芸術品に惹かれるのだろう?」
中国語の授業をなんとなく履修し始めてから、ずっと頭の中にあった疑問です。
趣味だった切り絵をきっかけに、中国の無形文化遺産「剪纸」の存在を知り、卒業研究の対象にしたいと考えるようになったのは、学校で履修している講義に加え日中友好会館美術館で行われる展示の存在です。
「剪纸」といっても土地ごとの作風の違いや作家個人の作風が色濃く表れでているものなど、非常に多彩です。
日本に居ながら、作品を実際に見る機会があることに感動し1度訪れる機会を作ったのですが、同時に中国政府奨学金の受験を考えていました。
中国語運用能力はまだまだこれから高めていかなければなりませんが、渡航前にHSK4級に合格することが出来ました。
実際に入国前の機内や入国審査などで試験との違いを痛感し、これから一層勉強と実践に励む所存です。
入国前に日本で準備できることは沢山あります。まずWeChat(微信)・Alipay(支付宝)のインストールです。
ありとあらゆる連絡手段をWeChatが担っていると言っても過言ではないほど、重要なコミュニケーションツールです。
実際に到着報告の場でIDを聞かれたり、先生たちと連絡先を交換したりする場面がありました。
AlipayはQRコード決済が盛んな中国で非常に普及しており、バスや地下鉄に乗る際に使用できるシステムがあります。
WeChat・AlipayともにTour Card機能というものが付いており、中国の銀行口座を持っていなくてもクレジットカードを登録することで中国内での支払いができるというものです。
入国前に金銭のやり取りがスムーズにできる状態にしておくと、慣れない土地で慌てる心配が減ります。
基本的に支払い方法は前述の2つに加えクレジットカードと現金が使用できます。クレジットカードは上海や北京の大規模な観光地であれば使用できる場所は多いです。
現金は若い世代は見たことがないと言われるほど使う場面が少なくなっているそうで、実際に「釣銭がない」という理由で現金支払いが出来ない場面がありました。
支払い金額ちょうどであれば可能というパターンもありました。
地域差が大きく、以前訪れた蘇州の観光地・平江路ではWeChat・Alipay支払いのみ可能という店が非常に多くみられました。
今回留学先に選んだ昆明はWeChat payを導入している場所が非常に多く、外国人留学生が受ける体格検査の支払いも現金かWeChat payという状況でした。
どちらも使える状態でも、決済が通らないという状況が起こりえるため、何かあったときのために現金は多めに持っていくことを強くお勧めします。
到着報告から授業が始まるまでの準備ですが、学校に着いたその日に授業がはじまってもいいように、ノートと筆記用具をいつでも取り出せるようにしていました。
到着報告の際に書類を提出する機会があるため、受け入れ承諾書に従って必要書類を多めに印刷し、取り出しやすい場所に入れておくのが良いと感じました。
宿舎には家具のみ設置されており、寝具は自分で購入しなければならないところが多いため、小红书などで現地の学生がどのように準備をしているのか調べておくのが良いと思います。
環境が整ってはじめて勉強に打ち込めると思うので、まずは自分が生活できる状態を中国語を用いながら整えていきたいと思います。