「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」石橋肇子(北京師範大学)

この度は、日中友好協会中国政府奨学金奨学生に選出していただき、心より御礼申し上げます。歴史ある日中友好協会の皆さまからご支援を賜り、中国政府奨学金奨学生として留学する機会をいただけましたことを、大変光栄に存じます。貴重なご支援に深く感謝し、実り多き留学生活が送れるよう、一層努力してまいります。

 

留学に向けて取り組んだ準備

主に、留学に必要な手続きと中国語の学習の2つである。

前者は、健康診断やビザの取得、入学手続きなどで、殆どの手続きは、ネットから多くの情報が得られたため、特に手古摺ることなく順調に行えた。

入学手続きについてだが、留学先確定後、大学側からの連絡は暫くなく、8月末になって一斉に様々な連絡がきた。

私は事前に入寮日などといった知りたいことを全て大学側に問い合わせ、7月の段階で留学ガイドブックのようなものを送っていただき、渡航日などを確定させていった。(北京師範大学は基本的に返信が非常に早く、ありがたかった。)

 

留学に向けた思い

北京に到着して早1週間が経過した。

滞在する寮は2人部屋で、既にこの大学に在籍して3年目になるルームメイトのおかげで不自由なく生活できている。

彼女のおかげで生活必需品の入手方法であったりクーポンの使用方法であったり、様々なライフハックを得ることができ、本当に感謝している。

中国での生活にも慣れたところで、9月からはいよいよ授業が始まる。学業面においては、語学と経済学を深く学びたい。

私は現地でも日本と同じく経済学部に所属する予定で、開発経済学、中国経済に関わる経済理論等の授業を受講したいと考えている。

一方で、現地の授業についていくには語学力が不足しているため、日々、中国語の学習も併行して行いたい。

生活面においては、中国をより知るために、大学の社团などに参加して現地学生と積極的に交流したり、国内の様々な場所に赴いたりしたい。

私は、膨大な量のタスクを着実に消化していく作業が好きで、それに達成感を感じるタイプであるため、語学に専門教科に課外活動と、すべてにおいて妥協を許さず、目標を高く設定して、一つ一つ確実に達成していきたい。

留学を通じて多くのものを会得、体得し、今後の学業や進路における一層の成長を追求するとともに、社会に貢献できるように努めたい。

 

什刹海の写真。キャンパスから徒歩で行ける距離にある。広大な自然に心奪われた。

 

 

 

同じく什刹海。ここではボートやカヌーだけでなく、泳いでいる人や釣りをする人もいる。周辺には卓球やボードゲームを楽しむ人や公園で遊ぶ人がおり、憩いの場となっている。北京の中心部にそのような光景が残っているのは素敵だと思うし、10年後も20年後も残っていてほしいと思った。

 

天安門広場