こんにちは。青島大学に留学する大門紗也です。23年度に公費留学生として南京大学へ留学していました。南京留学中に山東省友好都市奨学金のお話をいただいた時にこんなチャンスは滅多にないだろうと思い、南京大学でのクラスメイトが絶賛していた青島への留学を決意しました。今回は半年間ですが、青島という新しい場所で気を引き締めて引き続き頑張ろうと思います。よろしくお願いいたします。
7月に中国のドラマ評価アプリにて高評価だった「我的阿勒泰」というドラマを見始めました。モンゴルやロシア、カザフスタンの国境近く、アルタイ地区で暮らす漢民族の女の子の日常を描いたお話なのですが、スマホも使えないほど大自然の中での放牧やゲルでの生活の様子に非日常さを感じます。劇中の言語はほとんどカザフスタンの言葉で中国語の勉強になることはありませんでしたが、一度そこへ行ってみたいと思えるようなドラマでした。
このドラマは原作が小説なのですが、偶然にも同じ作者のシリーズ本を南京留学中に購入していました。書店で何度か見かけたので、人気なのだろうなと1月に購入したものの、初めて見る単語や成語、読み方も分からない漢字で書かれた文章を読んでもあまり意味を理解できず、ずっと本棚の肥やしとなっていました。ドラマが中盤に差し掛かったころ本の存在を思い出したので開いて読んでみると、分からない単語も多いのですが、ドラマを見たからか小説の雰囲気を掴みやすく、辞書で調べながらも何とか読み続けることができそうです。
これまで主に読んできた文章は、新聞や教科書に書かれた淡々と知識を分かりやすく伝える文章だったのですが、この小説を読み始めてから想像力を働かせながら自由に解釈できる空間を持った表現にたくさん出会うことができました。私はまだ中国語の作文が苦手で、文法の間違いだけでなく、似たような表現を繰り返し書いてしまいます。これからの半年間は語彙力を増やすための知識の暗記に加え、日常生活で目にするものや聞こえてくるものにアンテナを張って表現方法を吸収し、中国語での作文や口語での表現を増やしていきたいです。また、みにつけた表現力を今後のマンスリーレポートにも反映していきたいと思います。