「留学中に経験した面白い、変わった体験」宮﨑 めぐみ(上海音楽学院)

 冬休みが終わり、上海音楽学院の寮に戻ってきました。日本にいるとやはり色々とやることが多く全然練習に集中出来なかったので、上海での寮生活は修行のようですが二胡の勉強に集中出来、有難い経験をさせて頂いているなと実感しています。1か月放置したら大分凄いだろうと思っていた寮の埃も、クイックルワイパーをしたら真っ黒ではありましたがそこまで積もっておらず、今回は入寮した時と違い1時間ほどで片付けと掃除も終わりました。

 さて、留学中に経験した面白い経験ですが、蘇州に行った時のことを書きたいと思います。去年の12月蘇州で名だたる二胡演奏者が沢山出演するコンサートがあり、学校内の生徒3人で蘇州へ向かいました。夜がコンサートだったので、昼から夕方までは観光をしました。ランチは蟹を贅沢にかけて食べる「蘇州湯麺」を初めて味わい、素敵なお花やパンダが刺繍のされたうちわを購入したり、有名な沢山のお店が並ぶ川沿いの平江路を散策したりしました。

 

蘇州湯麺 蟹は多分上海蟹かな?

友達と撮影会もしました

 

2回目の蘇州 とても素敵な夕焼け

 

そして平江路で蘇州の有名なお菓子「梅花糕」を買って歩きながら食べていた時のこと、まずルームメイトが「Wow!」と言ったので何事かと思ったら、中に入っていた柔らかく熱々のあんこの汁が飛び散り服やカバンまでが汚れてしまいました。え?こんな飛ぶの?と思いながら、食べているとやはりある程度食べ進めたところで私も中のあんこを盛大にこぼしてしまいました。熱々な上に柔らかいあんこが入っていることで、とても食べるのが難しく様々な場所に飛び散る威力がある「梅花糕」、皆さんも買ったときには気を付けて下さい(笑)ちなみに、全部拭いた気でいましたが、ホールに入ったときに取ったマフラーにも結構ついていてルームメイトと2人で笑ってしまいました。

 

美味しいけど食べるのが難しい「梅花糕」

 

 その夜のコンサートは本当に素晴らしかったです。ずっと勉強のために映像で拝見していた、于红梅老师の演奏を生で聴ける日がくるとは思いませんでした。その他の先生方の演奏ももちろんとっても素晴らしく豪華な演奏会でした。

 

素晴らしい先生方の二胡のコンサート

 

その後先生と交流し、学校の学生達と帰ろうとしたところすでに新幹線がなく、4人で蘇州から上海までタクシーで帰りました。2時間ほど高速を飛ばし到着したのは夜中の1時頃、、日本ではこの距離タクシーには高くて乗れないので、こんな経験も中国ならではだと思いました。