「留学中に経験した面白い、変わった体験」川﨑 春奈(北京語言大学)

留学するうえで、様々なことを体験することができました。その中で特に面白いと思ったのは、場所によって風土の違いや文化の細かい違いを楽しめることです。この冬期休暇を利用し旅行へ行けるだけ行きましたが、ハルビンへの旅行でそのことを感じました。

ハルビンは中国の黒竜江省に位置しており、ロシアに近くとても寒い地域として知られています。私の留学している北京市からは高铁という交通機関に乗り4-5時間で行くことができるため、私の友人も訪れていました。まず、ハルビンへの旅行で感じたのは本当に寒いということです。わたしは上下の服どちらも4枚ずつ着込んでいましたが少しじっとしていると手や足の先が凍るように冷たくなっていく感覚が忘れられません。マスクをして外を歩いているときは、蒸気の水分がまつ毛につき、まつ毛が凍ることがありました。

 

ハルビンの風景写真

 

日本で近年タンフルが流行しているようですが、元々タンフルは中国発祥です。中国でタンフルは冬の定番お菓子として路上で売られており、糖葫芦もしくは冰糖葫芦といわれています。北京のタンフルは実際に凍っているわけではなく、氷のような飴の比喩だと思うのですが、ハルビンの気温は寒いこともあり本当にタンフルが凍っています。旅行中の気温は平均して-18度でした。その中でサンザシのタンフルを食べたのですが固すぎて全くかむことができませんでした。

タンフルの写真

 

また以前訪れた南の地域に比べると北の地方は小麦粉を使ったものを主食とする傾向が強いなと身をもって感じました。東北地方で食べられている料理を中心にお店に行き、そう感じました。ハルビンで有名なお店は多く存在しますが、その中でも老昌春饼というお店が本当においしかったです。春餅は薄く焼いたクレープのような食べ物ですが中に料理を入れて食べるのが特徴です。ハルビンの料理である锅包肉もお店で食べることができるのでもし行く機会があれば食べていただきたいです。

 

春饼

锅包肉

2月は勉強をする時間が減っていたので、3月以降は勉強時間を確保して新たな交友関係を作ることを目標にしたいです。