「留学中に経験した面白い、変わった体験」川端 渉真(北京語言大学)

留学中の変わった体験と言えば、真っ先に柿を収穫したことを思い出す。北京語言大学では、秋になると校内にある柿の木に実がたくさんできて、それを生徒たちが自主的に集まって収穫できるという日がある。その日は授業を終えて友だちと合流しようとしていた時で、たまたま収穫しているのを見かけて、みんなで参加した。収穫する方法は簡単で長い棒の先端にネットが付けられており、柿にネットを被せて引きちぎるというものであった。自分で収穫した柿は持ち帰ってよいことになっていたので、中には5,6個も取っている人もいた。校内で働くおばちゃんや中国人学生、留学生などみんな楽しそうに柿を収穫していた。友だちのジェイソンも柿を1つ収穫していて、とても嬉しそうだった。

 

北京語言大学の柿、渋柿だそうです

おばちゃんから柿の取り方を伝授してもらいました

 

写真写りが悪ですが、食べきれないほどの柿の実があります

検査

地下鉄で1回しか見たことがないが、警備員か警察に身分証を見せなければいけないことがあった。実際私は見せたわけではなく、「外国人だけど、見せた方がいいですか?」と聞くと、「外国人なら大丈夫」と言われたので何も起こらなった。いったい何の検査をしていたのか見当もつかない。

空港

訪中した際にほぼ全ての日本人が変わったこの体験をするはずである。それが空港での指紋認証の音声を聞くことである。中国では入国する前にパスポートを係員に提出する際に合わせて、指紋の検査がある。そういっても簡単なもので指紋を取る機械に指を押し当てるだけである。この時に係員はパスポートを見て自動音声をその人の母語に親切にも変えてくれる。「左手の指四本を押し当ててください」とその日本語の音声は何とも間の抜けた声で、はじめての時は面食らってしまった。

木も寒い

11月頃そろそろ本格的に寒くなりみんな厚着をし始めていた。北京語言大学のバスケットボール場近くにあった木々も服を着ていた。とても可愛い服ばかりで、一体誰が着させていたのだろうと気になった。そもそもどうやって着せたのだろうという疑問もあった。想像でしかないがおそらく先に木に服を巻き付けてチャックのような具合で縦に縫い付けたのだろう。それにしてもどれもよくできており、木と一緒に写真を撮る人が後を絶たなかった。

 

手がある木とツーショット