11月活動報告
11月は月初めに中間試験が終わり、また18日には学生舞踏団のメンバーとして復旦大学政治学院100周年の記念公演に参加させていただき、その準備も含めて忙しく過ごしているうちにあっという間に月末になっていました。
今回の記念公演では、<青春记忆>という演目を踊りました。ベースは現代舞踊になっていますが、振り付けの所々に古典舞踊の要素が入っています。他の部員に混じり、先輩方から教えてもらいながら練習しました。音楽の盛り上がるパートで、元々の位置は二列目の端だったのですが、練習の途中で一列目の真ん中に変更していただけたのが本当に嬉しかったです!
(動画1)前列右から二番目です
中国で流行っているもの
上海に来て、日本発の文化(しばしば日本ではすでに流行ではない)がとても浸透していることに驚きました。例えばサンリオキャラクターは若い年代を中心に絶大な人気を誇っていますし、他にもアニメキャラクターが様々な飲食店でコラボ企画をしていて、街中で目にする機会は東京よりも多い気すらします。
さらに日本の学生服も人気があります。日本の女子高生風の衣装を着てコンセプトフォトを撮ったり、ディズニーランドに遊びに行ったり、アニメ好きな方に限らずカジュアルに浸透しているイメージです。またキャンパス内では普段着として日本の女子学生の制服を着ている大学生が一定数います。長い丈のセーラー服を着て、中国お馴染みの電気二輪車で通学する女子生徒を見かけたときは自分がまだ生まれていない時代の女番長を見かけたようで不思議な気持ちになりました。
また、日本発のガールズグループ「XG」も若い年代の女性を中心に支持を多く集めています。理由として、彼女たちの確実な実力や、「Y2K」という2000年代前後ファッションからインスパイアされたファッショントレンドを取り入れたスタイリングに加え、「女性主体」のコンセプトが挙げられると思います。
Bilibiliのコメント欄には、彼女たちの楽曲のミュージックビデオに関する考察も多く、「客体化」されていない女性視点の価値観に関するコメントも存在し、“カワイイ”だけじゃない、現代社会に向けられたメッセージ性も評価されています。
「弾幕」で埋め尽くされたミュージックビデオを見て、X Gが中国で評価を得ていることに同じ日本人としてとても嬉しく思いました。
上海に来てから日本より奇抜で色々なファッションを楽しむ若者が多いことなどから、“モテる“ことを価値観におきがちな日本より開放的に感じる場面も多々あります。街中の広告など色々なところで政府の規制があり調整されていることで、いい意味で“プレーン”に人々が生活できているのではないかと興味深く感じました。
色々な活動に参加し、充実した日々を過ごせていることに感謝すると同時に、留学生活の三分の一が過ぎようとしていることに驚きを隠せません。この留学の第一目標である言語学習について、より意識的に残りの期間を過ごしていきたいです。