中国留学を開始して2ヶ月が経ちました。10月は必要な手続きも大方終わっていたので、一息ついて留学生活を過ごせました。今月は私の日々の過ごし方を平日と休日に分けて紹介します。
1、平日の過ごし方
平日は毎日授業があります。月・水・金は午前中に2コマ、火・木は午前と午後で1コマずつあり、授業は読解、口語、聴力、作文の4種類があります。課題はpptを作成してプレゼンをする形式のものが多いです。私は上から2番目のクラスにいます。入学当初にテストがありそれに基づきクラス分けがされました。総合的に見て自分のレベルにあったクラスにいると感じています。読解の授業は余裕がありますが、口語と聴力の授業では自分の会話力とリスニング力のなさを痛感しています。授業で学んだ単語やフレーズはどれも日常会話で即活かすことができるので、会話のレパートリーが日々増えていると実感しています。
月・水・金は朝8時から授業が始まるので早起きをすることが少し大変ですが、午前中で授業が終わります。午後は帰宅して課題をしたり、休んだり、西安の観光地に足を運ぶ日もあります。西安は観光都市なので観光客で溢れかえっていますが、平日の昼間はまだ比較的人が少ないので、観光や博物館巡りにはちょうど良いです。
火・木は午前10時から授業なので朝は余裕があります。午後4時くらいに授業が終わったあとは図書館へ行き、夕食の時間になるまで課題をします。中国の大学図書館はいつも多くの学生が勉強しています。そんな彼らにモチベーションをもらいながら課題をこなしています。
次に1日の食事について紹介します。中国では1日の食事代は、大学食堂で済ませると1日20元(約400円)あれば余裕で足ります。大学外の飲食店も大学食堂に比べたら割高ですが、それでも日本の飲食店の物価と比べればかなりリーズナブルです。
朝ごはんは家の近くのお店で豆乳(2元、約40円)と揚げパン(2元、約40円)を買って食べています。熱々できたての豆乳とサクサク揚げたての揚げパンは最高に美味しいです。西安の寒い寒い朝で冷えた身体に、温かい豆乳と揚げパンが染み渡り、1日の始まりから幸せになれます。
昼食と夕食はいつも食堂で食べています。中国の大学食堂は美味い&種類が豊富&安いでとても気に入っています。私が通っているキャンパスにはショッピングモール並に大きい食堂がふたつもあります。あっさりからコッテリ、野菜から肉魚となんでもあるのでその日の気分で選べます。もちろん大学近くの飲食店に行くこともあります。
甘味は「蜜雪冰城」というドリンク店で買うことが多いです。「蜜雪冰城」は今中国にいけばどこにでもあり、最も勢いがあるチェーン店です。日本にも数店舗お店があります。この店の特徴はとにかく値段が安いことです。タピオカは6元(約120円)、ソフトクリームに至っては2元約40円)という破格の値段です。ですがとても美味しくて頻繁に利用しています。
とにかく中国のごはんは美味しくて安くて量が多くてハイカロリー…油断していたら体型が変わってしまうのではと危機感を抱いてしまいます。対策として油分の少ない野菜中心のメニューを選ぶ、甘味は毎日食べない等、自制しながら過ごしています。
2、休日の過ごし方
休日はなにもしないで家で過ごす日と、友人たちと1日中出かける日があったりと両極端です。出かける日は繁華街へ行ったり、友人宅にお邪魔したり、イベントに参加したりしています。
最近、日本語を勉強している中国人の女子学生と仲良くなりました。彼女とは日本アニメが好きという共通の趣味で意気投合して頻繁に遊んでいます。一緒に大学内のアニメイベントに参加したり、推しの誕生日を祝ったりなど、まさか中国でこんなに仲が良い友人ができるとは思いませんでした。彼女との会話は中国語と日本語を半分半分で使っていてお互い相互学習している状態です。彼女は医学部の学生で、日本語は日本のアニメを見て独学で習得しているそうです。驚くべき話ですが、中国には日本語学科の学生ではなくても日本語がある程度話せる学生がいます。みんな日本のアニメを見て日本語を覚えているそうです。娯楽の中から言語までもを習得してしまうとは、本当に頭の良い学生ばかりだなと関心しました。
以上が私の日々の過ごし方です。留学当初はやるべきことが多過ぎて心が落ち着きませんでしたが、時間が経ち腰を据えて中国生活を満喫できるようになりました。西安の美食や風景、友人との交流を悠々自適に楽しんでいます。