「楽しかった・驚いた経験」松延 伶美(浙江大学)

10月になり、少し気温が下がってきて半袖を着る人と長袖を着る人が混在する時期がやって来ました。もう中国留学が始まって8ヶ月程が経ったと思うと時間の流れが本当に早く感じます。今回のレポートでは私が休日に行った場所や驚いた経験を紹介します。

10月の杭州アジアオリンピック

私の留学先である杭州では、9月から10月にかけて第19回アジアオリンピックが開催されました。開催前から開催中にかけ、街には所々にポスターやアジアオリンピックのキャラクターの像が見かけられ、杭州のまち全体が活気を帯びていました。私は中国の友達にチケットを取るのを手伝ってもらい、10月に行われた韓国対日本の男子サッカーの決勝戦を見に行きました。当時の会場は多くの人の歓声が響いて熱気に包まれており、座席に座っているだけでテンションが上がるようでした。また、韓国の国旗を持って韓国を応援している人は多く見受けられましたが、日本の国旗を待って日本を堂々と応援している人は見かけませんでした。おそらく、日本の処理水に関する問題が関連しているのかなと個人的に感じました。アジアオリンピックを観戦しつつ、国際的な状態を肌で感じた貴重な経験でした。

・信じられないほど蚊に刺される
10月は本格的に寒くなる前で、蚊が栄養を蓄えようと必死になる時期です。私はそのことを甘く見ていて、まんまと彼らの標的となり多くの血を吸われてしまいました。ある日外で友達と会話しており、10分程の間に右足を31箇所、左足を15箇所刺されていました。なぜ右足と左足でこんなに人気の差があるんだと疑問に思う傍ら、虫除けスプレーを使い忘れたことの後悔に苛まれました。3日程は足が痒くて寝付けず、足を搔くか搔かないか葛藤しながら夜を越しました。

湖南旅行

留学を始めてからずっと行ってみたいと思っていた湖南省へついに旅行へ行くことが出来ました。杭州から長沙へは火车で約12時間かかりました。(正直今回の旅は移動がとてもきつかったです)長沙駅に到着してから現地ではツアーに参加し、张家界大峡谷玻璃桥でガラス張のスケスケの橋を渡ったり、天门山で壮大な自然を目の当たりにしたり、凤凰古城で苗族の民族衣装を着たりしました。また、ツアーで一緒に行動した方と友達になってWeChatを交換したり、一緒に写真を撮ったこともとてもいい思い出です。

张家界の風景と湖南料理

この時期杭州の気温はジェットコースターのように不安定ということなので、体調を崩さないように気をつけながら、残りの約3ヶ月もたくさんの経験をしていきたいです。