「大学(授業・試験・生活・寮)、授業がない時、休日の過ごし方」間中 千裕(復旦大学)

二ヶ月が経ち、上海での生活もだいぶ板についてきました。前回雨季が明けたらすぐに冬が来る、と書いたのですが、10月末現在、上海は日々夏と秋を行き来するような不安定な天気が続いています。

今回は上海での日々の過ごし方について紹介したいと思います。授業のある日は、私を含め宿舎に住む多くの学生が一日の大半を食堂で過ごしています。

授業は週5日、私のクラスは1番早い授業でも10時ごろのスタートなので、登校前は比較的時間に余裕があります。そのためまずは教室付近の食堂に向かい、朝ごはんを購入。授業が始まる1時間ほど前に教室につくため、そこで購入した朝食を食べつつ少し授業の準備をしたり、同じく早めに到着する友人たちと喋ったりして授業の開始を待ちます。

授業はすべて中国語で行われますが、生徒のレベルに合わせたクラス分けがされているため、聞き取れない・理解できないと感じることは特にありません。また私のクラスでは多くの学生が授業中積極的に発言する空気があるため、わからないことがあればその場ですぐに先生に質問することができます。

そして昼食・放課後も基本的には食堂で過ごしています。昼食時は特に混雑していて複数人の席を見つけるのが難しいこともあり、私の場合は決まったメンバーで昼食に行くというよりも、そのとき食堂や向かう途中で出くわした友人たちと自然に一緒に食べるという日が多いです。放課後も宿舎付近の食堂に行くと大抵は知人がいるため、一緒に勉強したりご飯をたべたりして時間を過ごしています。

食堂の価格帯はそれなりに食べる量の多い私でも1食8~15元(160~300円)ほど。9月は待ち時間のないビュッフェスタイルのお店を好んでいたのですが、今月に入ってから麺類や烧烤など様々な料理を試すようになりました。

なかでも私が特に気に入っているのは麻辣香锅です。自分で野菜や肉などの具材を選び調理してもらうのですが、用意されている具材の種類が豊富で見知らぬ食材も多いため、17時前の空いている時間に行って「これはなんという食材ですか?」などと質問しながら色んな味に挑戦しています。

放課後にはその他にも、学校主催の様々なイベントがあり、日々様々な告知が回ってきます。ですがこのようなイベントは大抵人数制限があり、すぐに枠が埋まってしまうこともしばしば。自分のいるグループに通知が来た段階ですでに申し込みが締め切られていたことも何度かありました。

前々から感じていたことではありますが、中国では告知から実施までの期間が極めて短いため、情報を能動的に探しに行くこと・興味を持ったらすぐに決断して応募することの大切さを痛感しています。

学校のイベントなどがない週末は基本的に毎週外出するようにしています。上海には大学から1~2時間ほどで訪れられる古镇や開催されているイベントなどが多く、ふらっと出かけていろいろな街を散歩するのがとても楽しいです。

また、先月懸念点として挙げていた中国語話者との接点の少なさに関してですが、今月は徐々に接点を増やすことができました。国慶節で蘇州へ旅行に行った際、同じ船に乗り合わせた観光客と微信を交換したり、複数の友人に共通の趣味を持つ中国の学生を紹介してもらったりと、少しずつですが交流の場が広がりつつあります。