髙村 真由（東華大学）「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」

留学をはじめて、困ったことは主に３つあります。

１つ目は支払い方法です。事前に知っていましたが、現金を使う人が少なく、街で現金を見る機会はほとんどありません。また、現金を受け付けていないお店も多々あるため、WeChat PayやAlipayを使う必要がありました。渡航直後は中国の銀行口座を持っていなかったため、クレジットカードをAlipayに紐づけて、支払いを行っていました。しかし、Alipayが対応していても、その店舗がVISAに対応してない場合だと支払いができず、困ることが多々ありました。

2つ目は換金です。学生証に食堂や売店で使うお金をチャージするには現金が必要でした。私は現金を持参していなかったので、銀行で両替をしました。しかし、レートが非常に低く、損をしてしまいました。現時点では、クレジットカードを使ってATMで中国元を引き出し、銀行に預け入れ、WeChat PayやAlipayにチャージする方法が最もお得だと感じます。オンライン送金サービスのWiseなども使えますが、私の場合は何故かWiseとAlipayを紐付けることができなかったため、使用することができませんでした。そのため、中国でも使えるVISAやMasterCardなどのクレジットカードを、事前に作成することが重要です。

３つ目はATMについてです。日本では、ほとんどのATMが預け入れが可能ですが、中国では預け入れが不可能なATMも多くあります。クレジットカードを使ってATMで引き出した現金を渡航後に開設した中国工商銀行（居留許可なしでも開設可能）に預け入れをしたいと思い、ATMに行ったところ、最寄りのATMは預け入れ不可能でした。大学には中国銀行の預け入れ及び引き出し可能なATMがあるのですが、中国銀行は居留許可がなければ銀行開設できません。そのため、友人にお願いして現金を渡し、Alipayで送金を頼むこともありました。

渡航直後は、これらの問題以外にも多くのことで先輩留学生の助けを借りました。私もこのレポートを通して、今後中国渡航をする留学生生の未来の先輩たちのサポートをしていきたいです。