私はビザ取得の関係により、大学に指定されていた入学手続きの締め切りよりも5日程遅れて重慶に到着しました。そこで困ったことが中国到着後の各種手続きです。遅れて到着した為、大学が行う新入生向けの説明会や活動が始まってしまっており、到着翌日には朝から新入生の体格検査に参加、2日後には初回の授業が始まってしまうという状況でした。時間が限られている中で、入学手続きやビザ関係の手続き、また中国での携帯電話や銀行口座開設等、渡航後2週間ほど毎日バタバタな生活でした。9月上旬といっても重慶の気温は35度、暑い中慣れない土地を地図アプリ片手に1日2万歩近く歩き回る日々でした。
特に苦戦したのは銀行口座の手続きです。私は過去に中国銀行の口座を開設したことがあるのですが、長期間使用していなかった為、口座が凍結してしまっている状態でした。しかし、凍結を解除するにも居留許可証が必要な為、渡航後すぐには手続きできませんでした。他の銀行の口座を作成しましたが、携帯電話契約時の名前と銀行口座の名前が一致せずWeChat PayやAliPayに紐付けができず、しばらくの間は友達に現金を渡してWeChat Payに送金してもらう方法を取りました。銀行口座を開設する際には、①名前の登録は苗字が先か、後かを確認する ②名前の間にスペースがあるかを確認する ③携帯電話契約時の名前と一致させる 等の点に気をつけるべきだったと思います。
留学を開始してから、面白いと感じることが道を歩くだけでもたくさんあります。特に、外に麻雀台や椅子を並べて麻雀を楽しんでいる光景は重慶特有なのかなと感じています。授業の際に、先生も「重慶の方は特に麻雀をするのが好きだと思う」とおっしゃっていました。豪雨の日に屋根とパラソルで雨を凌ぎながら麻雀をしていたり、狭い歩道に麻雀台を出して車道ギリギリの場所で麻雀をしている重慶の方達を目の当たりにした時は驚きつつもずっと記憶に残しておきたい光景だなと感じました。また、私の寮の近くの食堂でも、毎日のように店先に多くの人が集まって麻雀を楽しんでおり、友達が「今度そこのおじさん達が麻雀を教えてくれるから一緒に行こう」と誘ってくれたので、私も麻雀をなんとか覚えたいと思っています。ただ、食堂のおじさん達は重慶の方言を話すので、方言での説明を聞き取って麻雀のルールを理解できるかが問題です…
まだ重慶に来てから1ヶ月も経っていませんが、重慶の有名な観光地に行けていないので、これから観光地はもちろんローカルな部分も含めて重慶を探索していきたいです。