「留学を開始して困ったこと、面白かったこと」市川 桃子(北京語言大学)

留学を開始してから1ヶ月が経過した今、ようやく北京での生活にも体が馴染んできたように感じます。

困ったこと

大学での生活を始めてまず初めにぶつかった壁は、やはり決済手段でした。留学開始前に情報収集をしていたときから、決済手段の確保は外国人が中国で生活する中でも大きな壁のひとつであることは分かっていましたが、身をもって経験することとなりました。

例えば宿舎の洗濯機は銀行口座が紐づいたWeChat PayまたはAlipayがなければ使えない仕様だったため、入寮して数日は洗濯機が使えませんでした。また、今年からはクレジットカードを紐づけたWeChat PayやAlipayで決済が可能な店も増えていますが、タクシーなど中には決済できないものもありました。そのような場合は、現金で支払いをしたり、決済手段をすでに確保している友人に代わりに決済をしてもらったりして対応していました。

キャッシュレス化は多くの人々の生活をより便利にする一方、その手段を持たない人々にとっては不便であると感じました。

決済手段以外で困ったことは、学内生活についてのマニュアルがあまりないことです。

留学生は大学に到着後、入学手続きから居留許可申請までいくつか必須の手続がありますが、事前に手続についてのマニュアルなどは配られないことも多いです。北京語言大学では、WeChatで新入生のグループチャットが作成され、それぞれの手続が始まるたびに担当教員がチャット内で連絡をする形がとられています。

日本でずっと生活してきた身としては、全員必須の手続があれば事前にマニュアルが配られるのが一般的だと思っていたため最初は戸惑いましたが、いくつかの手続を経て、これも日中の違いのひとつなのだと受け入れることができるようになりました。

面白かったこと

1ヶ月の生活を通して面白いと思ったことは数えきれないほどありますが、その中でも特に印象的だったのがお菓子コーナーのオレオの占有率の高さです。

どのスーパーに行っても日本国内のスーパーでは見たことがないほど多くの種類が陳列されています。

学内スーパーの様子。

ちなみに私はオレオも大好きですが、オレオよりも中国メーカーの“趣多多!“というクッキーを気に入ってしまい毎日のように食べています。オレオでも趣多多!でも、食べ過ぎには気をつけたいところです…。