「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」山内美空(復旦大学)

留学に向けて取り組んだ準備として、

  • 生活用品を揃える

家族の意見や、日中友好教会の先輩方のレポートを参考にしながら揃えていった。

  • ビザを取得する

7月下旬にネットでビザの申請書を記入し、申請予約を取った。8月中旬に領事館で申請手続きを行った。手続き後は4日で自宅に書類が届いた。

  • 健康状態を整える

自分のかかりつけの病院へ行った。

中国で過ごす上で、健康面での注意点を医師から聞いた。

  • 健康診断を受ける

病院で中国渡航用の健康診断を受けた。

  • 重要書類を揃える

入学手続き、入寮手続き、居留許可の手続きなどに必要な書類を確認し、揃える。

  • 休学手続き

学部の担当教授との面談や、休学届の作成をした。

以上を中心に進めた。

 

一番苦労したのは情報収集だった。コロナ禍後の渡航となるため、留学のための情報を得ることが難しかった。大学の先生や、同じ公費留学生の方と連絡を取り合い、情報共有しながら準備を進めた。留学の準備を振り返ると、手続きが大変なことが多く、不安になることも多かった。しかし、責任感が身についた良い経験だと感じた。

 

情報収集に使った、復旦大学の「外国留学生工作処」ホームページ。情報が更新されていないか頻繁にチェックした。

中華人民共和国駐福岡総領事館のビザ申請予約画面。領事館での手続きの予約を取ることが難しく、数日間予約枠が開くのを待った。

留学に向けた思い

私は去年、所属する大学の交換留学で中国へ行く予定だった。しかし、コロナ禍だったため、ビザの取得ができず、オンライン授業を受けることになった。オンライン授業では、様々な国籍の方と中国語で会話することができ、強く感動した。その時の経験は、今回の留学を目指したきっかけの一つである。中国で、中国語で使って国際交流することは、留学の大きな目標である。

一方で、私は中国へ行ったことがなく、中国の文化や習慣に慣れていない。そのため、中国での生活は、初めは苦労するだろう。しかし、苦労してもそれを乗り越える覚悟が必要である。留学生活を控えた今、不安を抱えながらも心の準備をしている。

中国での生活がいよいよ9月から始まる。公費留学生として留学できることに感謝しながら、有意義な一年間を過ごしたい。