「今後留学する人たちへのメッセージ」猪狩未央(北京語言大学)

昨年の今頃は、留学開始から約1ヶ月が経った頃でした。ホームシックになることもなく暮らしていましたが、北京での生活に慣れた、気を抜いて生活できるようになった、と感じたのは渡航から半年ほど経った頃だったように思います。

 

「留学」と聞くと、多くの人と交流を持ったり主体的に様々な場に参加することが是とされがちかと思います。しかし、当たり前ですが、人によって心地よい留学生活は違うものです。私自身、中国人学生との交流会に参加した回数はそこまで多くはなく、クラスの中でも友人と呼べる人たちは非常に限られていました。留学中はやや自虐的に、ただ北京で生活してるだけ、と言ったりしていましたが、振り返ってみると自分なりのペースで暮らせていたと思います。活動的な留学生活とはかけ離れた生活でしたが、北京での生活は今でも私のことを暖かく照らしてくれるような記憶となっています。

 

2024年度留学の方はすでに中国での生活が始まっていることかと思います。自分のペースで(この自分のペースが一番難しいとも思いますが…)やりたいことを全てできるような留学生活を送ることができるように願っています。