「今後留学する人たちへのメッセージ」市川桃子(北京語言大学)

留学を始める前は、自分がどんな生活を中国で送っていくのか全くわからず、他の方のマンスリーレポートを読んだり ユーチューブで留学生のVlogを見たりして想像をしていました。

これから留学を始める方、現在留学を考えている方も同じような方も多いのではないでしょうか。

 

私が1年の留学を通して感じたのは、自分の性格や習慣は急には変化しないし、無理に変化させる必要はないということです。

前期レポートでも記述しましたが、留学生活が始まる前は、せっかく留学に行くのだから新しく知り合う人とたくさん関わっていくべきだと考えていました。

そのため、秋学期の授業が始まったばかりの頃は、「このクラスで必ず友達を作らなきゃ」と肩に力が入っていたような気がします。

しかし、よく思い返してみれば、私は日本で学校に通っていた頃も友達ができるまでにかかる時間が比較的長いタイプで、最初からたくさんの人と関わることはあまり得意ではありませんでした。

たくさんの人と関わらなくては、という焦りがストレスになってしまった時期もあり、あまり頑張りすぎないようにしてからは、穏やかな気持ちで日々学習ができるようになりました。

穏やかな気持ちになってからは、自分が残りの留学生活をどのように過ごしていきたいかきちんと考えることもできました。

 

インターネット上で見ることのできる留学レポートやSNSの投稿の中には、「積極的にたくさんの人と関わるべき」と書いてあるものも多々ありますが、人それぞれ知り合いや友達を作るペースは違うので、自分の心身のバランスを考えながら人と関わっていくことが大事だと思います。

1年という留学の時間は確かに長いものではありませんが、それでも1年あるので、これから留学される方たちには、焦らず、自分のペースで学習や交流をしていってほしいな、と思います。

 

みなさんの留学生活が心身ともに健やかであることを願っています。