北京は中国の首都であり、政治と文化の中心地です。まだ記憶に新しい2022年冬季オリンピックもここ北京で開催されました。そのため北京市内には故宮、頤和園、万里の長城、国家体育館など数多くの観光名所が存在します。自分は授業がない日によく友人とこういった観光名所を巡って、勉強の疲れを癒しています。
中でも私が特におすすめしたいスポットは公園です。私はこれまで北海公園、景山公園、朝暘公園、玉淵潭公園など多くの北京市内の公園に足を運びました。公園と聞くとブランコや滑り台、砂場や鉄棒などの遊具がある、子供の遊び場をイメージする人が多いと思いますが、北京の公園は少し違った印象があります。
北京の公園では、よくご年配の方が二胡や笛などの楽器を演奏しています。また広場舞と呼ばれるダンスや、太極拳をして体を鍛えているご高齢の方もよく目にします。休日の公園はこういった年配の方に加えて、子連れの家族、学生、若いカップルなど幅広い年代の人々で賑わっています。公園に行くと地域のあたたかさと、日々の生活を楽しもうとする人々の前向きな姿勢や活力を感じることができるので非常におすすめです。また北京の公園には広大な敷地の中に湖や丘、草や樹などの自然が豊富にあるので、人が少ない時に行くと落ち着いた雰囲気の中で美しい風景を楽しむことができます。
留学生活で大切なのは言語スキルを身に着け、知識を得ることだけではありません。現地の風土に溶け込むこと、自分の眼で見て耳で聴いて心で感じることこそが留学の醍醐味だと私は思います。これから北京で留学をする予定の人は、ぜひ現地の公園に足を運んでほしいです。そしてリアルな人々の生活を感じてほしいです。