復旦大学について
復旦大学は上海の杨浦区にある。留学生は主に北区の学生寮に住み、食堂も歩いてすぐの場所にある。復旦大学の授業は、クラスが十クラス程度あり、新学期にはいろいろなクラスを受け、自分のレベルに合ったクラスに入る。
高いレベルのクラスには、中国語に関する授業以外に中国のニュース、経済、文化を学ぶクラスがあり好きな授業を選んで受けることができる。以上のような豊かな学習環境のもと留学生は毎日学ぶことができる。
クラスの特徴
復旦大学は大きな学校のため、留学生の数は非常に多い、特に、韓国人と日本人の数はクラスの約半数を占める。クラスの人数は多いクラスだと40人以上になる。たくさんの生徒がいるため、自然と自分の発表の機会や、先生との交流時間は減ってしまう。
奨学金生としての生活
留学生の半数以上が奨学金生である。私たちは、1ヶ月に一度学校へレポートを提出しなければならない。これは他の学校にはあるかはわからないが、奨学金生は提出するようにと、入学後の説明会で説明された。
また、奨学金生が無料で参加できるイベントも数ヶ月に一度あり、私は外灘や博物館を回るバスツアーに参加した。
寮について
奨学金生が住む寮はとても古く、五、六階まである建物にエレベーターはない。夏は冷房が効きづらく、冬は隙間風が冷たい。特に冬は暖房の風が役に立たないほど部屋は冷えてしまう。そのため、たくさん着込んで寝たり、暖房器具を自分で揃える必要がある。
1番大変だったことは、部屋のマットレスのダニに足や手を噛まれてしまい、全身斑点だらけになったことだ。また、シャワー・トイレルームは春から夏にかけて小蝿が常にいるため、虫が苦手な私はいつも怖がりながら使っている。住む環境は数ヶ月もすれば慣れてしまうため、今は問題ない気がするが、慣れるまでは大変だ。4人一部屋の共用部分のほかに、五畳ほどの1人部屋があるため、そこは良かった。寮での生活の中では、様々な問題に対処していく力を身に着けられた。