「南京大学の特徴と自慢」大門紗也(南京大学)

 

5月初旬、日本のゴールデンウイークにあたる労働節がありました。この5日間の休暇を過ぎると、気温が急上昇し、日傘をさす人を見かけるようになりました。

さて、南京大学の言語進修生は最も古い鼓楼キャンパスで勉強します。他にも2つキャンパスがあるのですが、今回は鼓楼キャンパスに絞ってご紹介します!

勉強熱心な学生

鼓楼キャンパスで学ぶ学生は、言語進修生の留学生と、全学部の大学1年生、そして一部の大学院生です。さすが985に認定されるトップ校とあって、中国人学生は皆勉強熱心です。夜20時、私が友人と遊んだ帰り道にキャンパスを通ると、授業を終えた学生たちがゾロゾロと教室から出てくるところに遭遇します。

また、図書館へ行けば常に多くの学生が自習しており、空いている席を探すのが大変です。(席にパソコン等の勉強道具を置いたまま帰ってこない学生もいますが)。夜23時まで利用でき、22時頃に寮へ帰っていく学生が多いです。今はエアコンも効いていて涼しく、水も無料で飲めるので、私もよく夜遅くまで涼んでいます。

校内の様子

図書館は私の住む寮から歩いて15分かかる場所にあります。留学生寮は中国人学生の住む寮と正反対の場所にあるため、食堂もATMも少し遠く不便に感じる時もあります。歩いて20分かかる食堂は3階建てです。すべて中華料理ですが、麺や白米、水餃子などメニュー豊富です。昼は11時~13時30分まで、夜は17時~19時30分までなので注意が必要です。留学生寮の中に食堂もありますが、美味しくないことで評判で、寮のキッチンで自炊する学生や、私のように中国人学生が住む区域の食堂まで歩いて行く留学生もいます。しかし校内は緑が多く、建築物も民国時代の様式で美しいので、歩いていても苦になりません!

サークルやイベントについて

南京大学の少し残念なところはクラブ活動があまり盛んではないことです。鼓楼キャンパスで活動していることは少なく、多くが電車で1時間かかるもう一つのキャンパスで行われています。私はたまたま食堂で一人ご飯を食べていた時に、イタリア人の見知らぬ留学生に急に話しかけられ、毎週土曜日の夜に鼓楼校内で映画を見るサークルに入れてもらうことができました。少し遠い食堂へ行ってよかったです。

鼓楼キャンパスで行われるイベントも少ないので、日ごろからこまめな情報収集が必要です。学校の創立記念日にイベントがあることを知らず、安徽省旅行へ行ってしまったのは後悔の1つです。

アクセスが良い

鼓楼キャンパスが市内にあるのも特徴です。地下鉄もバスも通っているので、観光地へ出かける時には交通に困ることはありません。交通費も安く済みます。また、他の都市へ行くには南京駅もしくは南京南駅から出発する高鉄に乗る必要があるのですが、寮から地下鉄に乗って30分で到着できるので気軽に旅行できます。

 

18時頃の図書館の様子です。物を座席に置いたまま授業や食堂へ向かいます。

キャンパス内は木が沢山あります。

5月20日は122周年の創立記念日でした。

仙林キャンパスで国際文化イベントが行われました。

映画サークルで他大学の教授による講演がありましたが、あまり内容は分かりませんでした。

留学生の美文字コンテストで優勝することができました。