雨の日の学校について
新学期が始まって約2ヶ月が過ぎた。校内にはたくさんの花が咲き、外で運動している学生も多い。今月は中国の清明节があり、4日から7日まで学校が休みだった。
春になると上海では雨の日が増え、湿気も多い。雨の日の学校では、学生は傘を広げて廊下に置き乾かしている。日本の学校では見たことがなく、初めて見たときは不思議に思った。しかし、この習慣は学校の特徴から成り立つものだった。
中国の学校は、日本と比べ敷地面積が大きく、その中にある建物も大きい。そのため、廊下が広く、傘を広げて何個も置いても全く問題ない。さらに、大学には掃除を担当する職員が多く、休み時間に教室を出ると必ず見かける。職員の方が教室、廊下やトイレの掃除を常にしている状態であり、雨の日で傘を置いていても床が常に濡れていることはない。私が見てきた日本の学校は、廊下は通るだけの広さしかないため、傘は畳んで傘立てにさす、そして掃除の職員の方もあまり見かけない。中国と日本の学校では、建物の構造、職員の仕事の内容が大きく異なる。
面白い中国の広告
中国の地下鉄の駅では、それぞれ異なる装飾がされている。色や材質によって、その駅付近の土地の特徴を表している。駅の個性を強く表すという点は日本と大きく異なる。また、駅内部の建築に加え、駅内の企業広告も凝ったものが見られる。私が最近1番興味を惹かれたのは、徐家汇駅にあるお菓子オレオの広告だ。最初に、駅の写真②の場所を通った時、中国の古典的な絵が大きなトンネルのようなところに映し出されているのが見えた。
その絵の大きさ、長さに驚きよく見ると、描かれているのは全て子供達で、一人一人動いていることに気づいた。宿題をしている子やボールで遊んでいる子、筋トレをしている子までいた。現代のものとわかるリュックや、おもちゃなどもあり、見ているだけで面白かった。
そして絵を見ながら歩いていくと最後にオレオを食べる子供たちの絵があり、オレオの広告であると気付かされた。こんなに大きな広告を見たことがなかったため、非常に印象に残った。そして、広告が映えるために道の照明を暗くしていることからも、企業の広告にかける熱意が伝わってくる。
学校の廊下の様子や、駅の広告、さまざまな場所に中国ならではの特色があり、それらを観察することが非常に楽しい。