「留学中に経験した面白い、変わった体験」 佐藤穂乃美(重慶大学)

前期が終わり、長期休み中にマカオと上海へ滞在する機会がありました。どちらも一日だけ、一人での滞在ではありましたが、せっかくなので楽しまないと勿体無い!と思い、朝から夜までできる限りの観光をしました。今までマカオも上海も訪れたことがなく、少し不安もありましたが、事前に有名な観光地や食べ物をいくつか調べておき、初めての土地での一人旅にしては街中をしっかり巡って満喫できたと思います。今回一人旅をしてみて、一人で行動していたはずなのに人との会話が多かったなと感じます。例えば、マカオのイミグレや保安検査では職員の方がわたしのパスポートを確認してから「留学してるの?じゃあ中国語話せるんだ?」と他の職員の方も呼んで会話が始まり、「日本語いくつか話せるよ!」と日本語を披露する方がいたりと、緊張感ゼロで、かつ楽しく手続きを終えました。良い意味で少し手続きの時間が長引きました(笑)

観光地や人気店では行列に並ぶこともあったのですが、前後に並んでいる方と雑談をしながら自分の順番を待ちました。上海名物のパイを買おうと行列に並んでいる間も現地の方から「ここのお店のパイは味が二種類あるんだけど、個人的には甘いほうが美味しいと思うよ」とおすすめを教えていただき、甘い味のパイを多めに購入しました。

普段重慶で生活していても、フレンドリーに接してくれる方ばかりです。先日ネットショッピングをし、荷物の代理受け取りを行っているお店へ向かいました。お店の方が荷物の宛名を確認して、わたしが日本人だとわかると、「最近息子が学校で日本語の勉強を始めたんだけど、わからないところを教えてあげてほしい」と連絡先を交換することになりました。中国では人と交流をすることのハードルが日本よりずっと低く、すぐに連絡先を交換することが面白いなと思います。縁を大切にしているのか、少し会話をしただけでも「せっかくだからWeChat交換しようよ!」と言われる場面が多いです。

以前授業中に先生が「たとえ一人旅だったとしても、そこで出会った人と会話をすることってあるでしょ?」という発言に対して「それは中国人特有だと思います!中国人は知らない人でもすぐに話しかけるし…」とクラスメイトたちが反論していたのが面白かったです。日本で一人で外出する時は、イヤホンを着けて行動をしていたり、「人の邪魔をしないようにする」という意識が身についているからか、知らない人と話す機会が多くないと思います。中国語の学習も兼ねて、もっと積極的に中国人と会話していこうと思います!

 

①マカオ・聖ポール天主堂跡 天気もすごく良かったです!

 

②マカオの夜はどこを見ても光っていました

 

③上海・外滩 街が綺麗で歩いているだけで楽しかったです