今年の1月、私は友人と一緒に頤和園に行ってきました。実は去年の8月にも一度行ったことがあるのですが、同じ場所なのに一回目と二回目では全く異なる印象を持ちました。その理由の一つとして敷地の広さがあると思います。頤和園は約三平方キロメートルもの面積があります。そのため出入口が複数あり、どこから入ってどのルート進むのかによって見え方、感じ方が変わってくるのだと思います。また、一回目に行った際は人が多く込み合っていましたが、二回目は人がそこまで多くありませんでした。そのため一回目は賑やかな印象でしたが、二回目はゆっくりと美しい風景を楽しむことができました。そして夏と冬で特に違っていた部分としては、冬は寒さで凍った湖の上で自転車などの乗り物に乗って遊ぶことができる点です。以前私はこのように凍った湖の上で遊んだことがなかったので、とても新鮮で特別な体験ができたと思います。
その他にも頤和園を観光しているときに、日本ではあまり見ないような面白い場面に遭遇したので紹介したいと思います。この日私は大学で知り合ったベトナム人の友人と一緒に頤和園に行ったのですが、彼女は写真を撮ることが好きで、スマホで写真を撮る際のカメラのモードや高さ、角度へのこだわりがとても強く、価値観の違いを感じました。また、たまたま近くにいた中国人の女性にお願いして二人の写真を撮ってもらったのですが、その人もポーズや表情について細かくアドバイスをくれて、私は以前そのような場面に遭遇したことがなかったので面白いなと思いました。私含め多くの日本人は写真を撮る際のポーズがピースのワンパターンになりがちで、表情も目をつぶっていなければそれ以外は特に気にしないように思います。そのため私が留学中に出会ったベトナム人や中国人は日本人よりも写真へのこだわりが強いなと思いました。(もちろん全員がそうではないと思いますが)
このように異文化や自分とは異なる価値観に触れる経験ができることは留学の大きな意義だと思います。これからも中国の様々な美しい場所に行って、多くの人と交流をして、自分の視野を広げていきたいです。