北京で生活を送って半年以上が経ち、留学開始当時の驚きや新鮮味は日常となりつつありますが、ここではふたつ紹介しようと思います。
一つ目は、ス―パーの支払いについてです。銀行口座を開いてからは現金を使う機会が全くと言っていいほどなくなり、基本的に支払いはQRコードのスキャンなどのオンライン決済で完結します。スーパーでの買い物も例外ではなく、支払いアプリで自分のQRコードを見せると決済が完了することがほとんどです。しかし、一部のスーパーでは一般的に使用されている支付宝や微信のアプリからは支払ができず、そのスーパー専用のアプリのダウンロード、会員登録が必須となっています。よく買い物に行く盒马というスーパーのアプリでは、支払いの他にデリバリーも注文することができます。私は最近、支付宝のアカウントとスーパー専用のアプリの連携がうまくいかず、毎回やや手こずりながら買い物をしています。小红书で調べてみたところ、私のように連携がうまくいかなくなってしまった人の投稿がかなりあり、専用のアプリがあることでサービスの幅が広がることもありますが、同時に不具合で面倒を被ることもあるなと実感しています。
二つ目は、やはり春節についてです。春節中は旅行などには出かけず、北京に残り主に宿舎で過ごしました。長期休みに入りしばらくは大学近くの駅前も賑わっていたのですが、春節に入ると、普段の様子から打って変わって昼間でもほとんど人気のない静かな街に一変しました。学内の食堂も一部は営業を続けると予告されていたのですが、私が普段利用しているお店は全てお休みに入り、食べ物を手に入れるために片道10分ほど歩いてスーパーに通う日々が続きました。前々から春節は人が本当にいなくなる、と聞いていたのですが、予想以上に街が静かになり、春節が終わり、元の人出に戻った時にはこんなに人が多かったっけ?と圧倒されました。
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盒马のアプリ。過去に買った商品がオススメで表示されたりもします。
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春節前日の宿舎のロビーの様子。普段はないテレビで春節番組が流れていました。
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春節初日には映画『第二十条』を見に学校近くの映画館へ行きました。