「中国留学 〜これからの私〜」市川桃子(北京語言大学)

 

前期のレポートを提出してから約半年が経過し、1年間の留学が終わってしまったことが今でも信じられない気持ちです。

1年間の留学は私にとってあっという間でした。

今レポートでは、留学後半を通して気づいたことを記していきたいと思います。

 

授業や先生との関わり方

後期になって最初に割り当てられた必修クラスの先生の方針が私にはどうしても合わず、しかし、同じレベルの他のクラスももう定員いっぱいに学生がいて、クラスを移動することもできない、という状況が発生しました。

他にもそのように感じていた学生が多くいたため、その学生たちといっしょに留学生管理担当者のもとを訪れ、1週間ほど経過したのち、新しいクラスを作ってもらうことになりました。

もちろん全ての場合でこのように対応してもらえるとは限りませんが、せっかく留学していても自分以外の要素が原因で学習意欲を削がれてしまったりしたらもったいないので、学校側に自分の意見を主張することはとても大切なことだと思います。

 

授業以外の生活について

留学を始める前は、せっかく留学するのだからなるべく生活の中でも中国語を喋る機会を増やしたいと思い、日本語が母語の方たちとは最低限の関わりにしておいた方がいいのだろうと考えていました。

しかし、私は親元を離れて、よく知った人のいない環境で生活するのはこの留学が初めてで、実際に留学を始めてみると寂しさを感じたり不安になったりすることも多かったです。

そのようなときに、母語が通じ、似たような価値観を持っている日本語話者の友人の存在にはかなり支えられました。

授業外の時間でも中国語を使って会話している方が語学の上達は速いと思いますが、授業でも十分に発言し、学習する機会はありました。

個人的には、無理して日本語で会話する機会を絶つよりも、日本語を話す友人と色々なことを共有しながら授業では中国語を使う生活を送ることで、最後まで心身ともに健康な留学生活を送ることができました。

 

北京語言大学での1年の留学を終えて、9月から私は別の大学でさらに1年留学することになりました。

また1年、積極的に学習し、時には息を抜きながら、学んだことを着実に身につけていけるといいなと思っています。