「中国留学〜前期を終えて〜」樺島俊輝(復旦大学)

後期の授業も始まり、気づけば中国での留学生活も残すところ4ヶ月となりました。中国に到着したばかりの頃、銀行カードの作成や居住許可証の発行に苦戦していた時が懐かしく感じます。今レポートでは生活面と勉強面に分けて前期の振り返りをしていきたいと思います。

まず生活面についてですが中国での生活の方が日本より過ごしやすいと感じることが多いです。生活のほぼ全てがスマホ一つで解決できます。特に一番欠かせないのがwechatです。日頃の支払いにとどまらずデリバリーのオーダー、飛行機やホテルの予約、大学の施設の予約などありとあらゆることがwechat一つでできます。日本ではラインはコミュニケーション手段でしかなかったので違いを感じました。個人的に今の所、生活に対して不便を感じたことがなく順調に生活を送れています。

次に勉強面についてです。こちらに来てから一番大きな変化を感じたのは読解力です。当たり前ですが周りの環境が全て中国語なので必然的に一日中中国語に触れることとなり、中国語を読む力が飛躍的に伸びたと感じています。リスニング力や会話力は向上はしましたが、交流において中国語と英語が半々で英語に頼ってしまう場面も多く少し伸び悩んでいます。しかし今まで独学で中国語を勉強していたため初めて体系的に中国語を学ぶ機会となり改めて足りなさを感じると同時に相対的に成長できたと感じています。後期からは語学班から経済班というクラスに移ることとなり、中国語のみを勉強する目的から離れ中国語を使って専門知識を学んでいくこととなります。これまで以上にハードになると思いますが、残りの貴重な時間を無駄にせず努力していきたいと思います。

前期は勉強のみならず中国という国、文化に多く触れられ、学べた時間でもありました。日本だけでは知り得ないこと、経験できないことに多く触れられました。この点は寮に篭らず積極的に外出、交流してよかったと感じています。中国はとても魅力的な国でまだまだ経験してみたいことが尽きません。残り短い時間ですが、できる限り中国という国を知っていきたいと思います。

先日武康路と呼ばれる所に遊びに行きました。街並みがとても良かったです。