「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新たな発見」三村美月(北京語言大学)

12月前半も、11月と同様にほとんどの時間を学校内で過ごしました。11月と変わったことと言えば、より一層寒さが厳しくなったことや、コロナウイルスの流行悪化により、食堂内で飲食をすることが出来なくなったこと、多くの中国人学生や留学生達が帰省してしまったことなど、残念なことが多くありました。しかし、12月後半にはこれまでの状況が一転し、やっと学外に出れるようになるなど、嬉しい変化もありました。

久しぶりに外に出ると、町中に鳴り響くクラクションの音に北京を感じます。北京では地下鉄やバス、レンタサイクルなどの公共交通機関が発達していますが、普通車や快递、原付なども多く見ることが出来ます。最初は、日本とは全く異なる交通マナーに衝撃を受けました。信号や標識以外の細かい運転ルールがあまり無いのか、北京の市街では常にクラクションが鳴り響き、皆その時々の状況を判断して運転しているようでした。最初は怖いと感じることもありましたが、横断歩道にいる歩行者の間を縫うように進む車やバイクにも今では慣れ、長い横断歩道を小走りで駆け抜けています。

また、微信や支付宝の汎用性の高さにも驚かされることが多くありました。中国では日本と比べてキャッシュレス決済が浸透していることはもちろん知っていましたが、微信はそれ以外にも銀行の残高を確認したり、飲食店で商品をオーダーしたり、動物園や美術館のチケットを予約したりなど、様々な使い方をすることが出来ます。大学の様々な手続きや、通販サイトを通して注文した荷物の管理も微信を通して行なっているので、中国で暮らすにあたって欠かせないアプリケーションだと実感しています。コロナ政策の緩和もあり、冬休みは北京の外に出る機会も増えると思うので、今まで以上に新たな発見が出来る日々が、これから楽しみです。

ドアと便座の隙間が狭すぎるトイレ

 

SOLANA蓝色港湾のクリスマスツリー