「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新たな発見」河本希歩(北京語言大学)

オンライン留学をはじめてから数ヶ月が経ちましたが、オンライン留学を通じて気づいたことやオンライン留学に対する気持ちの変化はいろいろあったように感じます。そこで今回はその気づきについて話したいと思います。

まずオンライン留学をはじめる前は、オンライン留学に対して現地留学と比べてアウトプットの機会が少なく、受け身になってしまいがちな印象がどこかありました。ただ実際はスピーキング力を鍛えるための宿題として先生に録音した音声を提出し、それに対する細かいフィードバックを得られたり、毎回授業テーマに対して自分で短いスピーチを作成し発表する機会があったり、さらにはグループディスカッションの機会がたびたび用意されているなど、アウトプットの機会は十分に準備されているように感じました。学びたいという意欲があればそれに応えてくれる環境はオンライン留学にもあるように感じています。そして自分から発信すれば、先生たちも非常に真摯に対応してくれたように思います。ただ問題に答えるときは挙手制であることも多く、自分から発信しないと発言する機会はかなり少なくなるため、実際にはそのフィードバックの機会を上手く生かせない瞬間もありました。それでも他の留学生たちがかなり積極的に発言したり、質問したりするので、私もこのまま受け身でいてはいけないとかなり刺激を受けたように感じています。特に毎回同じペアでペアワークを行う授業があるのですが、ここで出会ったペアの子とはお互いに励ましあいながらやれたので、かなりのモチベーションの維持につながりました。

先生から実際にいただいたフィードバック

スピーチ課題の一例

授業選択に関しては、できるだけ多くのことを吸収できるように多くの授業をとったのですが、予習・復習の時間を十分に取らなくてはいけないことを考えるともう少し選択する授業数を考え直す必要があったと思いました。多くのことを学ぶのも大切ですが、理解を深めるためにより密度の濃い学習となるよう来期はこの反省を生かしたいと考えています。