「学校生活と復旦大学のキャンパス」柿沼澪菜マリア（復旦大学）

復旦大学での生活にも少しずつ慣れてきました。復旦大学には邯郸，江湾，枫林，张江の四つのキャンパスがあり、私は有名な光华楼のある邯郸キャンパスで生活しています。授業は光华楼で受けているのですが、留学生の暮らしている北区からかなり距離があるため、基本的には自転車で通学しています。自転車というのは一回1.5元（30円ほど）で乗ることのできるシェア自転車です。このシェア自転車の普及や、キャンパスが自転車での移動を必要とするほど大きい点にも、日本との違いを感じています。

復旦大学邯郸キャンパスには一際大きく存在感を放つ国際留学生寮があり、私は本来こちらで生活するはずだったのですが、ちょうど改修工事中だったため別の寮で生活しています。私が現在生活している寮は四人一部屋で、リビングに二つのトイレ・シャワー、各々個室がある形です。個室は少し狭いですが、エアコンも付いているので居心地はいいです。ちなみに国際留学生寮には一人部屋と二人部屋があり、高層階だと夜には上海の夜景も楽しめるそうです。

留学生寮のある北区には去年完成したばかりの綺麗な食堂があります。食堂は二階建てでとても大きく、中華料理から洋食、ベトナム料理、韓国料理、日本料理までありとあらゆる食事を楽しむことができます。毎日何を食べるか悩むことが私の楽しみの一つで、帰国するまでに全料理を制覇したいと考えています。食堂の二階にはパン屋を併設したカフェもあり、美味しいパンやエッグタルト、タピオカ、コーヒーなども楽しむことができます。清潔で居心地のいい食堂では勉強にも集中しやすく、毎日朝から晩まで多くの学生たちが本やパソコンを広げて勉強しています。食堂の前には小さな川とテーブル、椅子があり、夜にはライトアップされて綺麗です。食べ物を持ち寄って談笑する学生たちも多く、毎日和やかな雰囲気に包まれています。このような素敵な環境で勉強をすることができてとても幸せです。