「留学を開始して困ったこと、感じたこと」櫻井彩乃(雲南大学)

9月19日から雲南大学での留学が始まりました。しかし留学開始と言っても、当面の間はオンラインのため、実際に授業が始まるまで正直実感が湧きませんでした。

大学から送られた开学典礼の様子

実を言うと、微信上の留学生グループに入ったのは授業開始の約3日前でした。9月初旬にグループのQRコードが添付されたメールが届いていたのですが、迷惑メールに振り分けられており気が付かなかったのです。迷惑メールボックスは頻繁に見ていたのですが、見落としてしまっていました。大学が異なるアドレスを用いて再度メールを送ってくれたため、何とか授業開始までにはメールに気付きグループに入ることができました。

授業の時間割

そんなこんなで日本にいるにも関わらず授業開始直前に焦ることになった私ですが、雲南大学では事前のレベル分けテストはなく、すぐに授業が始まりました。私は中級班に所属していますが、生徒の語学レベルはHSK3〜6級まで様々です。私はテストを経て詳細なクラス分けがされるものと考えていたので拍子抜けすると同時に、もう1つ上級のクラスを設けてもらえるよう頼もうかと当初は考えていました。

予想より難しかった听说课の内容

しかし、初回の授業で先生が個々のレベルを踏まえた上で授業を進めると言ってくださいました。また、「虚心使人进步,骄傲使人落后(謙虚な心は人を進歩させ、おごりは人を後退させる)」という成語を紹介してくれました。その言葉はクラス全体に向けられたものでしたが、今まで学んできた知識が不完全なまま難しい内容に進もうとしていた自分自身の心を見透かされた気がして、私は中級班で学習を続けることに決めました。実際に学習を進めていると、既習の単語や文法でも発音があやふやだったり使い方に誤りがあったりします。そのため、そのような知識の抜け漏れをしらみつぶしにしていくことが私の目下の課題です。

微信で先生が熱心に対応してくださる様子

来月は国慶節で1週間ほどの休みがあるだろうと勝手に想像していたのですが、雲南大学は学期の始まりが遅かったため1日しか休みがないことが発覚しました(笑)そのため10月は休むことなくより一層勉学に励みたいと思います。