1年前に留学延期を決めた私は、この一年間でする準備について去年の9月のレポートで宣言していました。HSK6級の取得、中国についての情報収集、中国語を話す練習の3つです。
まずHSKについて。過去問とリスニングの練習に力を入れたところ、HSK6級は去年の12月に合格点に達することができました(ギリギリでしたが…)。その後、どうやらHSKは現在の6級制(バージョン2.0)から、9級制(バージョン3.0)に変更されるらしいとの情報を得たため、正式に日本で新バージョンが受けられるようになるまで待つことにしました。とはいえ、モチベーションがなくては勉強できないタイプの私は、中国語検定にも手を出すことにしました。中国語検定はHSKに比べて、漢字や単語、熟語などの正確な知識が求められる試験だと思います。なんとなく覚えている程度では太刀打ちできません。全部暗記するのは大変なので、漢字の持つ意味を大枠で捉え、熟語になったときにうまく連想できればいいのかもと考えました。ですがそんな感覚を私はまだ持っていないので、やはり地道な暗記の中でその感覚も養えればと思っています。今年6月に受験した準1級の筆記試験には落ちてしまいました。9月からはいよいよ中国語の授業も始まるので、次こそは2次の面接試験に挑めるよう、一歩ずつ努力します。
次に情報収集について。せっかく中国語について知るためにニュースを読むなら翻訳をしたいと思い、今年3月から中国語のニュースを日本語で配信しているウェブサイトで、記事の翻訳と編集の仕事をしています。まだ到底一人前とは言えませんが、編集部の方にご指摘をもらいながら奮闘しています。記事は中国のSNSの一つである微博(ウェイボー)の投稿を参考に書くことも多いのですが、ネット用語には毎回苦戦します。例えば、「打卡」。これはもともと「タイムカードを押す」という意味ですが、最近のネットでは「ログインする」だとか、「悪い習慣をやめる」だとか、「写真を撮る」だとかいう意味でも使われるようです。面白くて難しい!あとよく見かけるのは「yyds」。これは「永远的神」の拼音の頭文字をとったスラングで、「神ってる!」という意味だそうです。ヲタクにとっては使用頻度が高くなりそうなスラングですよね(笑)未知の表現に出会ったときに調べたり人に聞いたりして得た知識は、「ニューペディア」という自分で辞書を作れるアプリに書き溜めています。あっという間に350項目になりました。普通の辞書に載っていない表現はたくさんあるので、「出会った表現は全部まとめて忘れたくない!」という人におすすめします。
最後に中国語を話す練習について。1年前から相変わらず、毎日駅までの道を歩きながらマスクの中で中国語の独り言をブツブツとやっています。また、中国語のスピーチコンテストに参加したりもしました。全国大会では他の参加者の方々のレベルの高さに驚きました!発音には少し自信のあった私でしたが、大会でその自信は粉々に打ち砕かれました…謙虚になれる良い機会だったと思います(笑)これに懲りず、留学を通して中国語を話す力をレベルアップさせた上で再チャレンジしたいです!